作家。食育研究家。九州大学大学院農学研究院助教/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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人生は出会い⑤-屋上田んぼから学んだこと-

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こうして偉大な農家さんに次々と出会っていき、いろんな経験をさせてもらい、いろんなことを教えてもらいました。おそらく、「現場を知っている」という点で言えば、同じ分野の若手研究者の中でも全国トップクラスだったでしょう。


しかし、農業の現場を知れば知るほど、農家さんの背中は遠のいていきました。農作業はできても、稲を見つめる眼差し、想い、環境の捉え方、等々が全く身についていないのです。「一人で米を一からつくってみたい」「農業と生活が一体となった時間を経験したい」という思いが自然にわいてきました。しかし、農地も実験圃場もありません。

 

そこで、2000年、27歳のときに九州大学箱崎キャンパス農学部1号館の屋上に田んぼを作ることにしました。

 

そのプロセスでの、日々の学び、気付き、意識の変化はすべて日誌に記していきました。例えば。

 

都会に住んでいると、天気があまり気にならなくなります。地下街を通ったり、アーケードを通ったりして、傘をささずに目的地にたどりつけたりします。少なくとも、都会の歩道はすべて舗装されているので足下が汚れることはほとんどありません。足下も悪くないのに「足下が悪い中…」と言うのは、天気や足下を意識していないことの表れだと思います。
そんな都会生活。たまに台風が来たりすると、(不謹慎だけど)ちょっぴりワクワクしてしまいます。学校が休校になったりするから。
僕もそんな都市住民の一人でした。それが屋上で田んぼを作り始めるようになって、天気に対する意識が変わりました。屋上田んぼを初めて作った2000年、出穂後に台風がやってきました。福岡へ再接近する直前の夜には、屋上田んぼが崩れやしないか不安になって本当に見回りに行ったし、心から進路がそれることを願いました。
人間の無力さを感じたし、「天気」の意味も考えさせられましたし、「農家さんはこんな気持ちで台風と向き合っているのか」と少し農家さんの視線に近づけた気がしました。

日誌はまとめてコピーし、農家さんに配布したら、スゴく喜んでいただきました。「トイレにおいて毎日読んでる」と。

(この日誌は、blogに再掲しています↓)

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日本農業新聞全国版の1面のトップ記事に取り上げられたり、半年間NHK福岡のロケが入り、特集されたりもしました。


誰もやっていないようなことをやっていると、それを「面白い!」と思ってくれる人がいるということを実感しました。


そして、自分が行動すれば、意識も知識も変わるし、変哲もない砂のような日常が、学び、気付き、意識の変化に溢れた日々に変わることを実感しました。

 

 

 

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