食育研究家。九州大学講師/1973年、大分県生まれ。農学博士。/(コロナ前までは)年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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イベント企画・運営論②-協賛の対価性?-

補助金と言うのは
「公益性」を根拠にした行政等による資金提供で
基本、対価性はない。

 

一方、協賛金と言うのは
企業等民間等による資金提供で
対価性が強い。
分かりやすい例では
テレビCMだ。
番組制作のため資金提供する代わりに
枠でCMを流せるという契約になる。
つまり、協賛企業にとっても
広報効果や新規ユーザーの獲得などの
メリットがなければ成立しない。

大学時代に軽音楽部で定期演奏会を行うため
協賛金を集めて回ったことがあるが
それは
①パンフレットに広告枠が出せる
という建前だったけど
実際は
②いつも楽器を買ってくれてるから
 いつもコンパに使ってくれてるから
 これからもよろしくね
ということだったのだろう。

 

いずれにせよ
(パンフレットもなく)
広報効果が期待できないイベント
規模が小さなイベント
で協賛を募るというのは
協賛の対価性の意味が分かっていない。

ただし、
「いつもお世話になっているから」
「応援するからね」
と個人的な人間関係の上で
協賛が成立する場合もあるが
これはクラウドファンディングと同様に
クレジット(信頼)があるからだ。

しかし注意しないといけないのは
クレジットは減っていくし
一度使ったら、
貯めないといけない。
簡単に言えば恩返ししないといけない。
一方的に貰い続けるということはできない。

 

【余談】
福吉産業まつりの花火大会では
地元企業から協賛を募っている。
ただ、チラシにちょろっと名前が載り
花火打ち上げの際に
企業の名前が呼ばれる程度の広報効果だ。

おそらく
広報効果による対価性に期待するよりは
「いつも地元にお世話になっているから」
という意味が強いだろうし
逆に
「ウチだけお金出さんわけにはいかん」
という田舎の論理も大きいだろう。
昨年度の福吉産業まつりでは
そのチラシに掲載した企業名が間違っていて
当日、実行委員数名が
必死にシールを貼って訂正していた。
…どんんだけ労力と時間かけとるねん…。
お金を貰うというのは
それだけ責任があることで
対価性を保証していかなければならない。

 

庭の枝垂れ桜が咲いた。

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