『低学歴国ニッポン』
目次で、ほぼ内容がわかる。
はじめに 日本人の「低学歴」化を見つめる
第1章 変わらない日本の「学校」
1 .優等生は育ってもイノベーターは育たない
・一流エンジニアに漢文の高得点は必要か
・「卒業は6月」幼小中高12年間の一貫教育校
・理解の早い子も遅い子も満足できない
・東大の「秋入学」移行が頓挫した理由
・「飛び入学」、なぜ広がらないのか
・米国は17歳以下、25歳以上の大学生も
・コラム:秋入学
2. デジタル社会なのに黒板・紙「信仰」
・見送りになったオンライン入試
・ITが普及しても「黒板とチョーク」「紙とペン」
・大学の遠隔授業に規制の壁
3.校則も採点基準も謎だらけ 同調圧力の害
・下着は白かベージュ・・・・・・「ブラック校則」の疑問
・「4×5」が正解で「5×4」が減点?
・主張や疑問を抑え込む学校教育
4.閉鎖的な教育ムラ
・経営者が私財を投じて大学づくり
・ブランド 大学卒とノーブランド大学卒の能力の違い
・あまりにも高い教育界への参入障壁
・実務を前面に出した大学なのに、論文数で評価?
・変わらない『教育ムラ』のルール
5.「受験エリート」に異変あり!
・東大生の「霞が関離れ」の実態は
・ノブレス・オブリージュなき受験エリート
・「やった感」を優先し、抜本改革は見送る
【私はこう見る】
・「ブランド主義が大学改革の壁」永守重信/日本電産会長
・「教育に風穴、後押しを」 小林りん/ UWC ISAK Japan 代表理事
・「極端に差嫌う旧弊なお」 坂東真理子/昭和女子大総長
第2章 いびつな日本の学歴問題
1.本物の高学歴者は日本には少ない
・博士号と「イノベーションを起こす力」の関係
・日本の博士号取得者は他先進国を大きく下回る
・日本は経営者も従業員も学歴が低い
・経営者が学部卒では堪えられなくなる時代
・「低学歴国ニッポン」への一歩
2.卒業したけどできてない『学び直し』の裏側
・技術系社員の78%が基礎知識不足
・一発勝負型ペーパー試験から、学力不問入試へ
・高校で小中学校の学び直し
・行き過ぎた平等主義がもたらす弊害
3.学習内容は「ゆとり」ならぬ「ふとり」化
・脱・知識注入型を目指す「新学習指導要領」
・正規免許のない教員が新科目「情報」を担当
・「ゆとり教育」批判のトラウマ
4.難関突破の条件は「学力」以上に「裕福な親」?
・月10万円の塾通いも「高くない」
・東大生の54%は、「年収950万円以上」家庭出身
・沖縄と東京の大学進学率は20・9ポイントの差
・「裕福な家庭の子が集まる進学校」の問題点
5.東大や理系大学、今も女子が少ない理由
・日本女性の理系進学率はOECD諸国で最下位
・工学部卒の女性は産業界から引く手あまた
・東大卒の女性は婚活に不利?
・理工学部の学校推薦に「女子枠」
【私はこう見る】
・「博士活躍へ産学変われ」渡辺光一郎/中央教育審議会会長
・「親の所得で学力差、対策を」耳塚寛明/青山学院大特任教授
・「工学部を女子の選択肢に」真下峯子/昭和女子大付属昭和中高校長
第3章 二極化する「入試、形骸化する「偏差値
1.一般入試じゃない入学生が半数に
・入学者の囲い込みに動く私立大学
・一発勝負の一般入試よりも早め合格の「年内入試」
・日本の大学は「入るのも出るのも易しい」
・コラム:年内入試
2.最難関大学はより難関に
・「東大京大に余裕を持って合格する」が目標の進学塾
・最難関大入試では、中高一貫校がより有利に
・日本型受験エリートは海外で通用するか
3.塾に依存する学校 授業の「出前」も
・面接、小論文………………推薦や総合型選抜の攻略法教える塾
・ポスト偏差値時代も「ダブルスクール社会」
・進学校でも増える「校内予備校」
・不要論時代から、学校が塾に依存する時代へ
4.過熱する「医学部信仰」の真の問題
・難関進学校の「医学部信仰」
・医学部に流れる理系人材
・国際競争力保てるか?
・受験秀才が優秀な医師になるとは限らない
5.入試日程に残る大学の序列
・複雑化する入試日程、なぜスリム化できない?
・大学入学共通テスト、前倒し構想は観挫
・「絞り込み不要」の時代の共通テストの意味
・2040年の18歳人口推計、わずか4年で10万人減
【私はこう見る】
・「東大や京大、一段と雑化」 冨田賢太郎/鉄緑会会長
・ 「受験は逆転の大チャンス」 小林さやか/ビリギャル
・「難関大以外は偏差値終わり」石原賢一 /駿台予備学校長
第4章「学校崩壊 避けるためにできることに
1.学校は「ブラック職場」? 教員不足の背景
・出産休暇に入る教員の穴が埋まらない
・人員不足で学校が回らなくなる
・採用イベントで教員の仕事の魅力をアピール
・授業をこなせない教員
・「ブラック職場」のレッテルをはがす
2.サザエさん」家庭は少数派 PTAもはや限界
・PTA解散しても不都合は「全くない」
・「サザエさん」型家庭の減少とPTAの寿命
・PTA業務を代行する民間企業も登場
3.部活消滅が招く子どもの体力低下
・部員わずか5人 大会出場できないバレーボール部
・30年後、野球部員は「1枚わずか3.5人」に
・子どもの体力低下を食い止めるには
4.激増する不登校 10年前からほぼ倍に
・仮想空間が不登校の子の「学習の場」
・不登校の子は過去最多の2万人
・浮いてしまう「ギフテッド」 3割が不登校傾向
・学校になじめない子の居場所はまだまだ少ない
5.消えゆく母校統廃合もいずれ手詰まり
・「1学年2人」も思うように進まない学校の統廃合
・『イタチごっこ』でいずれは手詰まりに
・永続的な学校をつくるのが難しい時代
【私はこう見る】
・「学校に依存する社会変えよ」小室淑恵/ワーク・ライフバランス社長
・「PTAは仕事ではない、存続の是非自ら決めよ」 岡田憲治/専修大教授
・「教育は地域の問題 国の指示待ち脱せ」片山善博/元鳥取県知事 30
ちなみに、文中に紹介された事例。
- 日本先端工科大学
- 玉川学園
- 前橋市
- 私立青陵中学校
- 足利清風高校
- 京都先端科学大学
- ユナイテッド・ワールド・カレッジ・ISAKジャパン
- 私立横芝敬愛高校
でも、まぁ、私からすれば
低学歴じゃなくて
低学力にフォーカスしないとと思う。
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