食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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入学式での挨拶、事前に公開

明日は福吉小学校の入学式。
PTA会長としての挨拶。


これまでコロナ過だったから初。

 

さて、最近は
AI(chat-gpt、bing等)によって
挨拶や祝辞も簡単に作り出せる。

 

そこで、自ら作り出した課題・条件は
・新入生1年生でもわかること。
・保護者にも「お~」と思ってもらうこと。
・AIができないことをやること。
・メモを見ずに空で喋ること。
・事前にblogで公開し、その期待を超えること。

 

で、こんな挨拶を考えました。

 

みなさん、こんにちは。
福吉小学校、父母教師会会長の佐藤剛史です。

新一年生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
保護者の皆様、お子様のご入学おめでとうございます。
福吉小学校教職員の皆様、地域のかわいい子どもたちの
教育、ご指導、よろしくお願いします。

さて…
(モードを変える)

皆さんは
宮沢賢治の『雨にも負けず』を知っていますか?
知ってる人、ハイッ!
(挙手させる)

知っている人は一緒に読んでみましょう。
せーのっ。
「雨にも負けず!
 風にも負けず!」
はい、ありがとう!
負けないってスゴイことです。強いことです。
だけど、私は「負けない」より
強い生き方があると思います。
「負けてもいい」と思う生き方です。
負けてもいい。
負けたらどんないいことがあるか。
①負けたことでより成長できます。
 もっと頑張ろうと思ったり、
②負けた人の気持ちがわかります。
 負けた人、失敗した人に寄り添えます。
③人生の可能性が広がります。
 勝ち続ける人生は勝つしか道がないし
 実はそんな人はいません。

だから負けてもいい。

この福吉小学校の6年間、
それ以降の人生でも
辛いこと、哀しいこと、苦しいことは必ずあります。
そんなときには
「負けないように」
って一人で頑張るのではなく
「辛いよ」「哀しいよ」「苦しいよ」
って声を上げてください。

そう言える人が
実は強いです。


そうすれば、
お父さん、お母さん
先生、お友達が必ず助けてくれます。
それでもダメなら
このおじさんや、PTAの仲間が必ず話を聞きます。
どうにかします。

なにより大事なのは
お友達が
「辛いよ」「哀しいよ」「苦しいよ」
と言ったときに、話を聞いてあげること。
助けたいと思うこと。
それが一番の強さです。

 

是非、福吉小学校で
そんな強くてやさしい人に育ってください。

 

改めて、ご入学おめでとうございます。

 

さ、今から
新入生でもわかるように「紙芝居」作り。




 

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