作家。食育研究家。九州大学大学院農学研究院助教/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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ママは一人で子育てしてはダメ、という話を進化の視点から説明してみる。

先日の食育講演で、ふと話題にしたことを
深掘りしたくなって、ウチに帰って調べていたら
メチャクチャ面白いことがわかりました。

 

それは
「ヒトの赤ちゃんがお腹が減ったら泣くのは
 空腹に対するという本能的な恐怖」
というくだり。

 

まず、考えたのは
泣くと自分の居場所を知らせることになり
天敵に襲われるリスクが高まります。
しかし、それ以上に
泣いて、抱っこしてもらって
おっぱいをもらった個体のほうが
生き残ったということなのでしょう。

 

ちなみに
チンパンジーだって、ゴリラだって
赤ちゃんは泣きません。
泣く必要がないからです。

なぜなら
赤ちゃんでも、握力、腕力が強く
ずっと自分の力でママの体にしがみついて
好きなときにおっぱいを飲めるから。
ちなみにゴリラは
1年間は、ずっとしがみついていて
3年間おっぱいを飲みます。

 

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実験的に
チンパンジーの赤ちゃんを仰向けに寝かせると、
手足を伸ばしてもがくような格好になるそうです。
お母さんの体を掴もうとするからです。

 

一方で、ヒトの赤ちゃんは
仰向けで寝かしても
ちゃんと安定して寝ていられる。

 

つまり
ママが赤ちゃんをずっと抱っこしなくていいし
寝かしておけることが
進化的にデフォルトになってる。

 


で、仰向けで寝ていると
お互いの顔を見合わせることになります。
そうすると
表情によるコミュニケーションが生まれます。

 

そうすると
自発的微笑・新生児微笑
という進化の結果が生まれます。
自発的微笑・新生児微笑は
笑っているわけではなく
顔がひきつっているだけ。
生まれて数時間~数日後から、
生後4カ月くらいまで見られます。

 

おとちゃんの自発的微笑。
生後12日。

 

f:id:kab-log:20090824081221j:plain

 

でも、笑ってる赤ちゃんを見ると
「かわい~」と思って
抱っこしたくなります。
ママだけじゃなく
他の人も。

 

ちなみに
しばらくすると
人の声や顔を分かって反応し、
微笑を見せるようになりますが
このことを
社会的微笑・外発的微笑といいます。

 

つまり、ヒトの進化は
共同保育を前提に進化してきたということ。
逆に、ヒトがヒトとなれたのは
共同保育した結果だということ。
みんなと一緒に子育てしてきた
生き物だということ。

 

だから赤ちゃんは
お腹が空いたら泣くし
仰向けで寝ることができるし
自発的微笑をします。

 

だから、
ママは一人で子育てしたらダメ。
みんなで子育てした方がいい。
進化の過程で
そういうふうになってる。

 

じゃぁ、
なぜ、ヒトが共同保育が必要だったかというと…

(つづく)

 

 

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