食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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いい母親であることも大事だけれど

京都大学総長で
世界のゴリラ研究第一人者
山極寿一先生は
「ヒトを人たらしめた理由」として
『共食』と『共同保育』を挙げています。

 

なぜ、ヒトにとって
共同保育が重要なのか。

 

おそらく、600万年くらい前に
樹上生活していたヒトの祖先は
ジャングルの減少が原因で
サバンナに降り立ちました。

 

そして
直立二足歩行を始めたと言われています。

直立二足歩行を始めた理由は、
大型肉食獣から身を守るため。
遠くが見えるように。

 

 

 

サバンナに降り立ち
直立二足歩行を始めたのはいいのですが
やっぱり大型肉食獣に襲われます。

 

一番犠牲になるのが
赤ちゃん、子ども。

 

そこで、ヒトの祖先は
多産化を迫られます。


そうでなければ
子孫を残せません。

 

しかし、進化の過程で
(ブタのように)
一度の出産でたくさん産むということは
できなくなりました。

 

じゃ、産む頻度を増やさなければ。。。

 

そこで
何が始まったかと言うと
共同保育です。

 

授乳している限り
プロラクチンが出て
エストロゲンが分泌されません。

 

そこで
共同保育することで
「ちょっと、ウチの子見とってくれる~」
と、授乳の機会を減らし
プロラクチンの分泌を抑え
エストロゲンが分泌されます。
簡単に言えば、
身体的に、ホルモン的に
「母親」モードから
「女性」モードに戻すわけです。

 

ゴリラは3年間、授乳しますが
ヒトは1年で離乳します。
こうして次の子どもを産めるようになります。

 

そういうことを
数百万年間つづけて
今の私達があります。

 

何が言いたいかというと。

 

まず、
ヒトは一人で子育てできようになっていません。
一人で子育てするとストレスになります。
進化の過程でそうなっていません。

 

そして、
子どもが大きくなっても
「いい母親でなければならない」
「いい子育てをしなければならない」
ばかりが先に立って
女性としてどう生きるかが
後回しになってしまっている人が多いような気がします。

進化はそんなふうになっていない。
身体はそんなふうになっていない。

だからストレスになるんじゃないかなぁ。

 

なんてことを
ふと考えた昼下がり。

 

 

 

 

 

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