わが家がある大入行政区(集落)も
悲願の基盤整備が完了しました。
小さかった田んぼは
最大で1枚1ha以上になりました。
農業経済学を学ぶものとしては
「この人口減少、米余りの時代に
莫大なお金かけて、今更基盤整備してどうするの?」
という考えもあります。
また、これまで
小さな田んぼに4条植えとかの田植え機だったから
家族労働で対応できていたものが
8条植えになり、田植え当日は
苗運び、苗箱洗いに
めちゃくちゃ人手がかかるようになり
テゴが必要になり人を集めなければならないという。。。
まぁ、それでも
地域の悲願ですし
トータルとしては
生産性は向上しました。
土地所有者は
組合に土地を貸し
農業をしなくても
地代を安定的に手にできるようになりました。
(自分で差別化して、栽培して、売る、
みたいなことはできなくなりましたが)
ここまで前フリ。
さて、
「多面的機能支払交付金」
という制度があります。
これは、農業は、農道や水路、溜池という地域資源を守っているけど
お米の価格には反映されていないので
その分を国が直接補償しましょう
という制度です。
で、今年は終了の年で
再認定手続きが必要とのこと。
クソ使いにくい神エクセルシートをダウンロードし
クソ建前的な書類をいくつも作り
朝一で市役所に持参。
でも、
これまで引き継いできた資料を調べても
どうしてもわからなかったのが
「農道の長さ」「水路の長さ」
の項目。
市役所で
農道の長さ、水路の長さが分からなかったんですけど…
と聞くと
「この、同封の地図に色塗りして
定規で測って、実際の長さに換算してください」
と言います。
え、そもそも地図に色塗り???
同封のA0(模造紙のような)の大きさの
「実地区域位置図」。
これに田畑一枚一枚が記されています。
こ、これに
すべて色塗りするんですか?
そんなこと書いてます?
「書いてますよ。ほら、ココ↓」
あ、ホントだ…
田んぼは緑、畑は黄色…って
色鉛筆で塗ればいいんですか???
って
これ、この模造紙の大きさ
一々、色分けして色塗りするんですか?
「そうですよ」
で、そんなこと、糸島市の他の行政区
みんなやってるんですか?
「はい、やってます」
…………。
わかりました。
色鉛筆とかで塗っている時間ないんで
パソコンのペイントで塗りつぶしていくんで
画像データください。
「いえ、現場を見て
5年前とどう変わったかを
ちゃんと色塗りしてください。
それを確認します」
え、ということは
5年前のデータがあるわけですよね。
耕地面積とかは
殆ど変わってないので
5年前と同じ、でお願いします。
「ダメです。
現場を確認してちゃんと色塗りしてください」
…。
大入って今年、基盤整備終わったの
ご存知ですよね。
「はい」
現場確認に行けば
農道の場所も、水路の場所も
一筆の形も大きさもぜんぜん違うので
最新の地図データください。
でなければ、作業できません。
「あ!…えっ…、
ちょ、ちょっと上に確認してきます」
(戻ってきて)
「協議後、改めて
ご連絡いたします」
いやいや
作業できない地図送ってきて
散々、ちゃんと作業しろって…
「だから、改めて
ご連絡いたします」
怒!
をとおりこして
もう、blogのネタになるって笑えてきて
すぐに車に戻りました(笑)
なんか、若い行政職員の典型、本質だな。
自分たちは偉いと思っていて
高圧的で、権威的で
地域住民を見下していて
「言うとおりにせな、金、やらんよ」
みたいな。
で、県や上司に忖度して
自分はミスしないように
怒られないように
地域住民に無理難題押し付ける。
で、自分たちにミスがあっても
謝ろうともしない。
言っておくけど。
市役所って
地域最大のサービス産業だからな。
公務員って公僕で
「公衆への奉仕者」
のことだからな。
お前らの給料は
住民、市民、国民の税金から
賄われてるんだからな。
そもそも。
農家さんは、
上記制度に申請するために
今、書類を作って
模造紙の大きさの地図に
必死で色塗りをしているということです。
この事務作業のせいで
農作業ができんごとなるわっ!
農業問題以前に
大雨の前に
色塗りに殺されるわ!
もう、恒例
連載記事みたいになってきたな↓
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