作家。食育研究家。九州大学大学院農学研究院助教/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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受験が変わる、読解力の重要度が高まる

国語や数学で新たに記述式問題が加わる「大学入学共通テスト」。
現行のセンター試験に代わる新テストの試行調査に参加した高校の教諭らは
「情報量がかなり増えた」
と戸惑いを見せた。
具体像が初めて示され、
進学塾関係者は
「劇的な変化。対策の有無でかなり得点差が広がる」
と話す。

 

国語の記述式問題は生徒会部活動委員会で取り上げる議題がテーマ。
執行部の会話文や部活動をテーマにした学校新聞など5種類の文書が提示され、
部活の終了時間を延長することへの賛成意見や問題点を
80~120字でまとめさせるなど3問が出題された。

 

2001年にセンター試験を受けた記者も解いてみた。
国語は得意と思っていたが、かなり手間取った。
資料は5ページ分あり、何度もページをめくり直す。
記述式追加で増えた時間は20分。
下書きの練り直し、誤字脱字のチェックと、
過ぎる時間に気をもみながら答案を完成させた。

 

現代文や古文、漢文の大問でも、
複数の文章や図表を組み合わせた問題が続く。
英進館(福岡市)高等部国語科の伊達寛哲さんは
「複数の資料から総合的に判断する力が求められる。
 全体的に難易度は上がっている」と分析。

2年生の一部が国語の試験に臨んだ福岡高(同市)の
豊岡恭子教諭は
「情報量が増え、
 生徒たちから時間が足りないとの声が上がった」
と言う。

 

自己採点では、
正答の条件と完全に一致しないものもあり、
どこまでが正解か悩んだ。

採点の難しさも大きな課題だろう。

数学は、観光客数と消費総額のグラフを基に、
消費額単価の最も高い県を特定する方法を説明させる設問など。

問題文が長くなり、
数学とはいえ「国語力」も問われる。
福岡市の塾関係者は
「オーソドックスな学習では対応できない。
 学校現場は相当やりにくいのではないか」
と話す。

 

共通テストでは民間試験が活用される英語も内容が見直される。
英進館高等部責任者の西谷博史さんは
「日頃からの対策が重要。
 家庭での会話や読書量など総合的な経験が求められ、
 付け焼き刃では通用しない」
と指摘した。

 

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