昨日の記事。
を読んだ方から
・思考の幅
・思考の深さ
・思考の早さ・速さ
とは具体的には?
という質問をいただきました。
まず、思考の幅とは。
これは視角の多様さ
と言い換えてもいいのかもしれません。
ミクロに考えることができるか。
マクロに考えることができるか。
短期的視点に立てるか。
長期的視点に立てるか。
国民なら、政治家なら。
ユーザー視点、経営者視線。
国内では、国際的には?、等々。
例えば
『教育無償化。政府、年内に方針』
というニュース。
それに対して
「やった!教育費がタダになる!」
と考えるのは、
ミクロ的な、ユーザー視点です。
「財源はどうするんだろう?」
「だけど教育格差は是正しないといけない」
「逆に、大学に進学しない人と税的不公平感が生じるよね」
「留年増えるだろうね」
「そもそも大学の数、多すぎじゃない?」
「無償化になる前までの人から不満が噴出すんじゃない?」
「でも、ドイツでもフィンランドでも教育は無償だし」
「アメリカの大学は授業料高いけど教育の質が高いよね」
「学生支援機構(旧育英会)とそこで働く人はどうなるの?」
等々、いろんな視角で考えれるかどうか。
これが思考の幅です。
そして、思考の幅を支えるのが
質の高い知識と情報です。
次に、思考の深さとは?
これは一つ一つの課題や、問いに対して
考え抜くということでしょう。
具体的には
「なぜ?」を繰り返して考えてみる。
「そもそも」を繰り返して考えてみる。
「そうしたらどうなる」を繰り返して考えてみる。
で、いかに思考を深めていけるか。
他の人が考えないレベルまでたどり着くか。
当然ですけど
深さは、幅に関係します。
すそ野が広ければ
高い山を積み上げれるのと同じで
幅が広いほうが、深まりも生まれるでしょう。
最後に、思考の早さ・速さとは?
簡単に言えば、
このスパイラルの
最深部にいかに早くたどり着くことができるか。
そのためには
物理的に考えるスピードを高めることも大事です。
そのためには
考え方のフレームのようなものを
身につけておく必要もあるでしょう。
例えば、アイデアを出すにしても
何もフレームを知らない人と
マインド・マップ、マンダラチャート、ブレーンストーミング
を知っている人とでは
アイデアの量も質も違うでしょう。
質は量が保証します。
さらに、とりかかりを早くする。
「ま、いつか考えてみよう」
じゃなくて、
何かを見聞きしたら
その瞬間から考え始める。
ある意味、思考の意思決定を迅速にする。
こうしていけば
思考の早さ・速さは
高まるはずです。
考えるのはタダです。
いつでも、どこでも、自由にできます。
このような考える癖をつけて
思考の質を高めていく、
思考力を高めていくことが必要でしょう。
ちなみに
文部科学省も
思考力について
ここまで書かれています。