食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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本当に大学に行かせたほうがいいと思いますか?

今日は、大阪のある中学校で講演。

 

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そうしたらPTA会長が
ある私立大学の大学教員で
控室で、大学の現状について語り
いろんなことを考えさせられた。

 

以下は、その先生との
お話とは無関係です。

 

-----------

 

AIが人間の頭脳を超える
シンギュラリティがいつ来るかは分からない。
2045年という説があるが
もっと早まるかもしれない。

 

ロボットの革新も目覚ましい。
人間でもできないバク転を
ロボットができるようになってしまった。


【まるで人間】2足歩行ロボット「Atlas」動きヤバすぎ バク宙に成功


今ある仕事の大変を
AIやロボットが奪っていくという。
それは遠い未来の話ではない。

 

みずほフィナンシャルグループは、
従業員約8万人を26年度末までに
1万9000人減らす。
三菱東京UFJも2023年度末までに、
約4万人の従業員のうち約6000人を減らす。

 

当然、銀行業界だけでなくて
無人レジ」なんかも進んでいる。
「変なホテル」「AIアナウンサー」
なんてのも実在する。


そうなれば
ベーシックインカム
導入されなければ
人は生活できなくなるだろう。

 

 

そんなときが
いつかやってくる。

 


別な話。

 


現在、教育の無償化
という議論が進み始めた。

 

今は、幼稚園、保育園だが
いずれ大学教育の無償化まで
話が進むだろう。

mainichi.jp

 

 

そうすると
「誰でも大学に行けるようになるので
 教育の質、大学のレベルが下がる」
なんてことを唱える人がいるが
私からすれば全く逆だと思う。

 

誰でも行けるとこなら
価値なんてなくなる。

コモディティ化していく。

 

むしろ誰もいかなくなると思う。

 

昔は「大卒」というと
スゴイと言われていたのが
今では当たり前になったと同じように。

 

 

それでも、
今の親が「できるだけいい大学に」
なんて思っているのは
自分の経験や成功体験を引きずっていて
未来を知らないからだ。

 

 

堀江さんだって
茂木さんだって
もう一度、人生をやり直すとしたら
大学なんか行かないと明言している。

 

全くの同感。

 

 

これからの社会ならなおさらだ。

 


なぜなら
大学に行ったところで
就職ありつける保証なんてなくなるからだ。


大学に行って
AIやロボットにできないような
力が身につけば話は別だが
そんな大学教員って
日本ではほとんどいないのが事実。

 

 

落合陽一さんのような
変態レベルの大学教員しか
そんなことはできない。

 

そもそも大学教員が
自分の研究実績とか
過去の栄光とか
培ってきた既得権益とか
過去の慣習とか
これまでの小さな正義とかを振りかざして
未来を予測していない人が多い。

 

大学教員って
基本エリートだから
自己否定をできない人が多い。

 

 

日本の大学の未来の暗さを
内田樹さんはちゃんと語っている。

大学教育は生き延びられるのか? (内田樹の研究室)


さぁ、そんな大学に
行きますか
行かせますか
ということが問われてくる。

 

さぁ、どうする。