食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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脳は中学生で完成されている

将棋の中学生棋士
藤井聡太四段(14)が、
6/26、史上単独1位となる29連勝をかけた対局に臨んでいる。

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こんなニュースを聞きながら
中学生の脳は
もう大人と同様に発達してんだ
と改めて考えさせられた。

 

これはスキャモンの発達曲線を見てもそう。

f:id:kab-log:20170626160315p:plain

脳は神経系に含まれる。

だから14歳では
ほぼ、成人の100%にまで達している。

 

 

将棋の盤上、決められたルールの中で
研究しまくって
考えまくったら
大人と同じような力を発揮することができる。

だから、大の大人も
藤井四段に負けちゃうのだ。

 

だけど、一般社会では
中学生は社会人にかなわないし
大学生もゴーシ先生にはかなわない。
藤井四段も将棋以外なら
普通の大人にかなわないだろう。

 

それは脳の問題じゃない。

 

多分、経験と、
蓄積されている
「質の高い知識・情報」の差だ。

 

経験を手に入れるには
相応の時間が必要だ。
でも、本を読んで人の経験を学ぶことはできる。

 

「質の高い」知識・情報は
インターネットがあれば
いくらでも、入手できる。

ただ、「質が高い」というのに
注意が必要で
facebookばかりみていても
お友達の日常しか垣間見えない。

でも、
「newspics」なんかを読んでいたら
最新のニュースと
それに対する一流の人たちのコメントを読むことができる。

 

それは一流の人たちの
思考を学ぶことができるということだ。

 

思考には

  • 思考の幅
  • 思考の深さ
  • 思考の早さ・速さ

がある。

バカな人とは
思考が狭く、浅く、遅い人だ。
そもそも思考していない人だ。

 

繰り返すが
脳は中学生でも
大人並みに完成されている。

 

思考の幅、深さ、速さを手に入れること。

 

あとはそうして手に入れた思考を
挑戦して、体験して、経験としていくことだ。

 

そうそう。
藤井四段が小さいころ
キュボロで遊んでたと聞き
キュボロの売り上げがめっちゃ伸びてるそうです。

 

キュボロ (cuboro) キュボロ スタンダード [正規輸入品]

キュボロ (cuboro) キュボロ スタンダード [正規輸入品]

 

 

こういうニュースを聞いて
すぐに買い与える親は、思考が浅い。
つまりバカ。


私が考えるに
キュボロで身につく力は

・創造力
・プログラミング能力(こうなればこうなる)
・空間把握能力

です。

その力を身につけさせようと思ったら
別にキュボロじゃなくてもよくて。

 

ビー玉と積み木でもいいし
むしろ、家にあるものを使って
自分でピタゴラ装置を作るほうが
全然、創造的だし
空間把握能力なら
レゴだけでも十分。

 

そんなことも考えずに
「キュボロ与えたら!」
みたいなことを考えている
何も考えていない親の子は
多分、藤井四段になれない。

 

なぜなら
そんな親に限って
ボーネルンドも買い与えるし
少し大きくなれば
ピアノも、塾も、サッカーも
やらせるから。

 

藤井四段が伸びたのは
1万時間の法則。

キュボロしかしていない。
将棋しかしていない。

 

5歳で将棋を初めて
毎日3時間やって
10年やり続けて
1万時間。

だから一流。

 

好きなことを
とことんまでやらせた結果だ。

 

今日だって
ネクタイ長すぎだけど
そのまま。

 


親が、子どもに干渉せず
好きなようにやらせているから(笑)。
(普通の親なら、
 テレビ出るんだから
 ピシャットしなさい!
 とかいうよね)

 

 

藤井四段が見せてくれているのは
そういうことだ。

 


決して勝負飯の選び方じゃない。