食育研究家。九州大学講師/1973年、大分県生まれ。農学博士。/(コロナ前までは)年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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「理想の…」に関する思考実験

「理想の…」に関する思考実験

 

周りの友人、知人を見渡して
理想の夫っていますか?
ステキな男性はいるかもしれないけど
やっぱり皆、それぞれに問題や欠点があり
何のストレスもなく
夫婦生活をずっと継続していけるほど
理想の夫っていない…はず。

 

逆に
周りの友人、知人を見渡して
理想の妻っていますか?
ステキな女性はいるかもしれないけど
やっぱり皆、それぞれに問題や欠点があり
何のストレスもなく
夫婦生活をずっと継続していけるほど
理想の妻っていない。

 

人は必ず、長所と短所があるので
それは当然のことなのかもしれません。

 

では、
理想の夫婦関係ってどんな関係でしょう?
例えば
「妻が夫にお茶を入れる」。
ザ昭和的な夫婦関係だけど
今はそんな時代じゃないし
妻が「よろこんでお茶を入れてない」
としたら理想ではないし
逆に「夫が自分でお茶を入れている」のを見て
妻がなんか申し訳なさを感じていたり
夫が「お茶くらい入れてよ」とか思っていたら
理想ではない。
そんなことが
料理、洗濯、掃除、子育て、
等々生活、経済のあちこちで起きます。


全く違う人格の
全く生まれも育ちも違う二人が
結婚し、一つ屋根の下で生活するのだから
それは当たり前のことなのかもしれません。

そう考えていくと
「理想の夫婦関係」なんて幻想。
逆に、何のストレスも摩擦もないのであれば
それは全く同じ「人」なのだから
成長はないし
一緒にいる必要はありません。

じゃぁ、
誰でもいいじゃん…ってことになる。

 

まぁ、この対話の一つの気づきは
「周りの友人、知人を見渡して
 理想の妻っていますか?」
という問い。
明確に、「いない!」と答えたし
具体的に誰かの名前を挙げたのだとしても
実際に、結婚してみるまでは
見えないことばかり。

 

「い~や、ウチは理想の夫婦です」
「い~や、ウチの夫は理想の夫です」
と答える人がいたら
心の中で
『い~や、絶対に俺のほうが素敵です』
と答ええるはず。
(これ↑、本能的な男性性)

 

ちなみに思考実験で有名なのは
テセウスの船』。
テセウスの船は、テセウスパラドックスとも呼ばれる。
ある物体において、
それを構成するパーツが全て置き換えられたとき、
過去のそれと現在のそれは
「同じそれ」だと言えるのか否か、
という問題(同一性の問題)をさす。



 

 

 

 

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