食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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お金と子どもの教育

先日、
「これから子どもの教育にお金がかかる時期なのに
 どうするんですか?」
と聞かれました。

 

まず、高校について。
「高等学校等就学支援金制度」があり、
受給資格を持つ生徒には国から支援金が出るため、
高校の学費が実質無償。

所得制限はありますが
ゴーシ先生、明日から無職(笑)。

国公立の高校の授業料は、
全日制の場合は年間で11万8,800円(月額9,900円)。
そのため世帯年収が910万円以下の家庭では、
支援金制度を利用することで
授業料が実質無償になります。

 

2020年4月からは大学無償化制度も始まりました。
この制度を申請できる条件の一つが「住民税非課税世帯の学生」。
対象者は大学の授業料や入学金が免除または減額され、
返済不要の給付型奨学金も支給されます。
この制度は、一定の要件を満たせばすべての学生が利用可能。

 

今は条件がありますが
異次元の少子化対策政策の一環として
大学教育の無償化の対象も拡大されていくでしょう。

 

www.goshisato1973.info

 

「では、習い事は?塾は?」

 

習い事なんて
「無い袖は振れない」し
ゴーシ先生自身、塾なんか行ったことがないので
「塾なんか行かんでいー」
が基本スタンス。

 

むしろ、塾に行かないと
高校に行けない
大学に行けない
くらいなら全然、通用しない。

 

お金があって
習い事漬け、塾漬けで
苦しんでいる子どももたくさんいます。

 

しかも、ゴーシ先生は
20年間、九大で教育して来たけど
直接指導した学生で
「こいつスゲーな」
と思った学生なんて数名くらい。

 

逆に社会性、社会力のない学生もたくさんいました。

 

さらにこれからはAI時代が加速していきます。

大卒と言う肩書で
就職できるという時代は終わっていくでしょう。
そんなことはAIができる。

 

むしろ、中卒で
AIが絶対まねできない職人になったほうが
生きていけるんじゃないか?

 

「子どもの結婚にもお金がかかるし」

確かに昔は結納金とかありましたが
もうそんな時代じゃない。
二人が結婚したいなら
婚姻届け出せばいいし
二人で暮らしだせば
(一人暮らしより)
お金のかからない生活ができる。

 

そもそも結婚するかどうか
結婚できるかどうかもわかんないし。

 

結論。
お金をかけて子どもに
学歴を身につけさせる時代は終わり。

ゴーシ先生自身
学歴で評価されているわけじゃないと思うし
九大教員辞めても、無職でも
信用してくれる人もたくさんいる。

 

そして
どうなるかわからない未来を心配して
不安に思って
今の幸せが見えなくならないように。

今の幸せの積み重ねが未来で
それが人生。

 

庭の枝垂れ桜が本当にキレイ。
子どもにはこのキレイさに気づく力を身につけさせよう。

 

 

 

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