食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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親孝行論

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宮崎で親との関係とか、
親孝行について考えさせられた。

 

私自身は
親孝行してるかと言えば
全くしていないと思う。

 

親から、ずっと
「たまには電話くらいしなさい」
と言われてたくらいだから。
(最近は諦めたらしく、
 それも言わなくなった)

 

ただ、私自身
定期的に電話をしたり
なんか贈り物を贈ったり
旅行に連れていくことが
親孝行なのかっていうと
全くそうは思わない。

 

そもそも
「たまには電話する」
なんていうのは
わずか数十年の幻想だと思う。

 

昭和の初期は
各家庭に電話なんてなく
つまり子どもの近況なんて
すぐに分からなかった。

そして現在では
電話なんかしなくても
SNSで電話よりも
子どもの近況を確認できる。

 

ということで
うちの母には
ノートPCの使い方も
facebookの使い方も教えた。

 

つまり、
定期的に電話することが親孝行なんて
所詮、ウチの母の観念でしかないと
思ってる。

 

 

まぁ、そんな現実論・技術論は
ともかく本質論はどうか。

 

 

私は、『親孝行』とは
子どもが
「生まれてよかった!」
「人生って愉しい!」
って思いながら
親に連絡することも忘れるほど
毎日充実した毎日を過ごすこと。

そして、
「親を軽々と超えていくこと」
だと思う。

 

私自身はそれを
確実にやっているつもりだし
かつ、私にしか
できない親孝行もやっているつもりだ。

例えば
私が書いた本のあとがきには
必ず両親への感謝の言葉を
忘れないようにしている。

 

さらに。

 

自分が
親になったときの年齢を考えてみる。

 

例えば、70歳として。
(今、うちの母親は67、68かな)

 

26年後。
私が70歳。
おとちゃんが34歳。
とらじろうが32歳。

 

子どもたちが
その年で
定期的に連絡してきたら
ちょっと気持ち悪い。

 

というか怒る。

 

そんな暇があったら
やるべきことに集中しなさい。

 

むしろ
私が70歳で、(生きていたら)
今より忙しくなっていると思う。
子どもが電話してきても
出ないと思う。

 

子どもたちに
パパは
軽々と超えさせていない(笑)

 

さて。

 

その翌年が2045年
シンギュラリティが起こるという年。

 

まぁ、いずれにせよ
自分が親になったときに
子どもにどんな親孝行してほしいかを考えないと
本当の親孝行はできないんじゃないか?