食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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エコハラ(笑)!

先日の大学の学科の送別会。

 

ある先生と話していて
いろいろ考えさせられました。

 

以前は、九大の教授と言えば
名誉教授の称号をもらい
退職後、退職金をもらい
私立大学の教授職や執行部として再就職し
70歳くらいまで給料をもらう、
また退職金もらう、
みたいなのがゴールデンルートでした。

 

でも、今は
そんなに甘くありません。
私立大学も厳しい。
以前は、その先生を雇うことで
人脈や金脈を活用できる
という思惑があったのでしょうが
今は、そんな人脈、金脈なんてありません。

 

その先生は
ねんきん定期便見てます~?」
まわりの先生、「…いや…」
「愕然としましたよ~
 今の1/3くらいになりますよ!
 そうやって生活しろっていうんですかねっ!
 もう、不安でしょうがないですよ~」

 

箸を落っことしそうになりました。

 

…大学教授の年収って1000万くらい。
その1/3と言っても300万以上。
しかも退職金2000万くらいもらえる。

 

こちとら
大学教員辞め
退職金なんてその半分もないだろうし
年金もらえるまでまだ10年以上あるし
子どもも小さいし。

 

とはいえ、私も不安だったから
レベルは違えど
その「不安」は分からなくもないけれど。

 

絶望的な問題は、
大学教員も高級官僚も
基本的にこういう感覚だから
絶対に貧困家庭やシングル家庭の感覚がわからない。
寄り添えない。


そいつらが政策決定していく。
そりゃぁ
子ども手当の所得制限をなくす」
とか的外れな政策がプライオリティ高く
上がってくるはなぁ。

 

私は、「子ども手当の所得制限をなくす」
こと自体に反対ではないけれど
それより先にやるべきことがあると思っています。

 

 

「佐藤先生は、来年度から何をされるんですか?」
と聞かれ、
行政区長をやることになりました。
「それは佐藤先生の人望だと思いますが
 手当とか出るんですか?」
まだよくわかりませんが、
〇万円くらいもらえるらしいですよ。
「え~子どものお小遣いですな!わっはっは!」

 

…これ、ハラスメント。
経済的なハラスメント。
エコハラだな(笑)。

 

 

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