食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


official web: http://goshisato1973.com/


佐藤剛史の著作一覧


佐藤剛史への講演依頼

講演依頼フォームはコチラ


佐藤剛史の講演のサンプル動画


佐藤剛史への連絡は→goshisato1973@gmail.com

友だち追加

生活保護家庭の子どもは大学に行くハードルが高すぎる

ゴーシ先生は
もともとはちょっと古いので
生活保護について
穿った見方をしていました。

 

「働きたくないだけやろう~」
とか
「その金でパチンコ行っとんやろう~」
とか。

 

だけど、ひろゆきさんの話を見聞きし
考え方が180度転換。


生活保護というセーフティーネットは素晴らしいし
むしろ、上記の古い考え方が
社会変革やイノベーション
うまないと思うようになりました。

例えば、
フリーターは、
生活保護をもらわず
時給900円のコンビニバイトや
飲食店バイトで頑張り続けるから
時給や所得も上がらないし
自動化(AI、ロボ)もすすまない。

 

特に若者が当然の権利として
生活保護とか失業手当とか受給するようになれば
労働力が足りないので時給や月給は上がるし
そうしたら
自動化したほうがコストが抑えられる
ってなるし
社会保障費が膨らみ
ベーシックインカムに移行せざるを得ない。

日本人、真面目すぎ。

 

さて。

 


生活保護は、
子どもがいると
児童養育加算が支給されます。

 

居住地とか
子どもの年齢とか
いろんな方程式で
額はかわりますが
子どもがいる4人家族であれば
30万円近く支給される世帯もあるそうです。

 

www.science-i.jp

 

問題は
子どもが高校を卒業してから。

 

18歳以上になると
児童養育加算が支給されなくなります。

 

その子がもし
「大学に行きたい!」
と思ったとします。

 

国公立大学であれば
入学料や授業料は
免除になる可能性が大。

 

だけど相当な学力がいるので
なかなか難しそう。
加えて私立大学に行かせようとして
貯蓄していたら
生活保護はNG。

 

しかし、
一人暮らしをして
遠くの大学に行くとなると
月10万円くらいの生活費が必要。

 

親は仕送りできないので
バイトばっかりすることになるとか。

 

じゃぁ、自宅に住んで
近くの大学に通わざるをえなくなる。

だけど
アルバイトをしたら
収入とみなされ
保護費が削られる可能性があります。

 

その際は
「世帯分離」。

 

世帯分離をすると生活保護上の世帯員ではなくなるため、
大学に進学したい子どもがいる場合は
世帯分離して家計を分けましょう。

 

とのこと。

 

じゃ、
家計分離した子どもがバイトして
稼ぎまくって
生活保護費が削減されないか
子どもが自家用車を所有していいのか
といったら
どうなのだろう?

 

いや、そんな細かいケースは
専門家に任せるとして
「貧困の再生産」
が行政構造として起きてるってこと。

 

例えば少なくとも
大学に入学したら
22歳までは児童養育加算が支給される
とかしたら
いろいろと変わるのに。

 

どんな子どもにも
無限の可能性があるのにね。

 

www.goshisato1973.info

 

youtube、チャンネル登録、お願いします

 

不定期8:00に配信、ゴーシ先生のLINE公式↓
友だち追加

この記事に、いいね!
と思った方は是非、読者登録を↓(blogを更新するとお知らせが届きます)