まぁ、経済学の初歩の初歩だけど。
「交換価値」と「使用価値」というのがあります。
交換価値…商品が他の商品と交換される際に持つ価値。
使用価値…物が人間の欲望を満たすための有用性。
例えば、
水は交換価値をほぼ持ちませんが、
使用価値は非常に高い。
キャビアは交換価値がめちゃくちゃ高いけど
使用価値は非常に低い。
何が言いたいかというと米。
米は非常に使用価値が高いけど
これまで交換価値は非常に低かった。
なぜなら食料自給率は100%以上。
で、価格を維持したり高くしたりするために
減反政策して
最近では外国に輸出したり
業者が買い占めたり(という噂)して
米価高騰。
需給バランスが崩れ
米価高騰(←が今)。
で、備蓄米で供給量を増やし
なんとか米価を下げたい(←のがこれから)。
大切なのは
交換価値は需給バランスだけでは決まらない。
例えば、マックのコーヒーは180円~。
一方、スタバのコーヒーは380円~。
ちなみに、マックの日本店舗数は約3000。
スタバの日本店舗数は約2000。
価格成立において重要なのは、
情緒的価値。
私たちは、スタバの「おしゃれ」みたいな情緒に
平気でお金を払っている。
例えば時計。
機能としてはg-shockのほうがロレックスより高い。
ロレックスもネットで買おうと思ったら買えるので
需給バランスや希少性だけじゃない。
私たちは、ロレックスの「ステータス」みたいな情緒に
お金を払っている。
いや、私はロレックス持ってないけど。
だから
お米にも単なる希少性だけでなく
情緒的価値を付与しなければならないのだと思う。
この棚田のお米は
こんなに美しい景観も生み出している。
実はそれだけの情緒的価値がある。
ただ、景観と言う外部経済効果は
排除性が低く(排除できない)
共有性が高いから(みんなで同時に共有できる)
フリーライドできちゃう。
(展望台にゲートをつけて有料にすれば
内部化できる)
みんな、この景観は美しい
と言っても
この景観を守るために
高いお米を買うわけではない。
農家さんも
「美味しくて安全・安心な農産物を作るのが農業」
にこだわりすぎ。
農政の理解もない。
こんな条件不利の棚田で
キロ400円で、米作れるわけないじゃん。
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