食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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入院まとめ②-入院中の食事-

入院期間は3週間。
(2、3日で退院できると思っていた)

 

9/19(火)に入院して、最初の一週間は
輸血したり、点滴したりして、
内視鏡治療が臓器に負担をかけないように
体調を整える。

 

9/26(火)に内視鏡治療。
10/3(火)に内視鏡治療2回目。
そしてまた1週間で体調を戻し
10/10(火)退院予定。

 

入院中の数少ないというか
唯一の楽しみは食事。

最初に言っておくと
九州医療センターの食事は
薄味だけど、美味しくないわけじゃない。
十分に食べることができるレベル。

 

だけど、消化器官の治療を行うので
絶食、回復食(重湯、お粥)と
極端に食事が制限される。

この間の食事内容をまとめるとこうだ。

19日(火) 夕:絶食
20日(水) 朝:絶食、昼:絶食、夕食:絶食
21日(木) 朝:重湯、昼:重湯、夕:3分粥
22日(金) 朝:3分粥、昼:5分粥、夕5分粥
23日(土) 朝:5分粥、昼:5分粥、夕:5分粥
24日(日) 朝:5分粥、昼:5分粥、夕:5分粥
25日(月) 朝:5分粥、昼:5分粥、夕:5分粥
26日(火) 朝:絶食、昼:絶食、夕:絶食
27日(水) 朝:絶食、昼:重湯、夕:重湯
28日(木) 朝:3分粥、昼:3分粥、夕:3分粥
29日(金) 朝:5分粥、昼:5分粥、夕:5分粥
30日(土) 朝:5分粥、昼:5分粥、夕:5分粥
1日(日) 朝:パン、昼:白米、夕:白米
2日(月) 朝:パン、昼:白米、夕:白米
3日(火) 朝:絶食、昼:絶食、夕:絶食
4日(水) 朝:絶食、昼:重湯、夕:重湯
5日(木) 朝:3分粥、昼:3分粥、夕:3分粥
6日(金) 朝:3分粥、昼:3分粥、夕:3分粥
7日(土) 朝:5分粥、昼:5分粥、夜:5分粥
8日(日) 朝:5分粥、昼:5分粥、夜:5分粥
9日(月) 朝:白米、昼:白米、夜:白米
10日(火) 朝:白米

基本、治療の前後は絶飲・絶食。
それから重湯、3分粥、5分粥と
徐々に戻していく。

 

まとめると入院中61食のうち
・絶食:12食
・重湯:6食
・3分粥:10食
・5分粥:23食
・白米:8食
・パン:2食
であった。

 

重湯と3分粥の時は、
おかずも「ペースト」。

 

それでも嬉しかった。
特に、21日(木)の朝食。
19日は、検査に備え、朝・昼と絶食。
20日も絶食。
実はその前、17、18も体調不良のため
ほぼ何も食べておらず
5日ぶりの食事。

 

重湯に具なしのみそ汁やお吸い物、
具なしの茶わん蒸しに、蒸し野菜のペースト。

ほぼ水分で、飲むだけだから
1分で完食してしまう。

 


重湯が2食続き、3分粥が2食続くと
さすがに辛くなる。
飽きる。

 

だから「ご飯のお供」(塩昆布、ふりかけ、お茶漬け)
が必要になる。
また、薄味でぼんやりしたものもあるから
塩、醤油、マヨネーズなど調味料は
準備したほうがいかも。
(マヨネーズはコンビニで購入、重宝した)。

 

水分が多いので
一瞬はお腹が膨らむが
すぐにお腹が減る。
トイレの回数も多くなる。

 

22日(金)の昼に5分粥となり
固形物のおかずが並べられたときは
マジでうれしかった。

 

 

内容については
野菜が少ない。
特に生野菜はない。
シロップたっぷりのフルーツ缶が多い。

 

しかし、また3日(火)に内視鏡治療をして
絶食、3分粥の後戻り。
しかも今回は
重湯、2食
3分粥、6食とやたら長い。

 

 

後で、そのことを聞いたら、看護師さんが
「たぶん、先生が忙しくて
 食事内容変更の指示を忘れたんじゃないか」
ということ。

 

だから、
「聞きたいことは、聞いたほうがいい
 言いたいことは、言った方がいい」。
ショートで書いた、
同室のお年寄りたちが
「麺類にしてほしい」「みそ汁の玉ねぎを抜いてほしい」
というのは事実である。

 

5分粥に戻り
おかずが出てきたとしても
普通食よりはないがしろにされる。

 

メニューが連日一緒なのだ。

 

 

3日連続、同じ魚料理。
「食材の余りを使いまわして
 食事制限患者で処理してるよね」
と勘ぐってしまうほど。

普通食はメニューが張り出されているので
毎日違うメニュー。

 

 

絶対に、制限食は
ないがしろにされている(笑)。

 

しかも普通食でも3食の総カロリーが1700kcal台。
まぁ、入院していてほとんど動かないし
高齢患者もいるのでそれくらいのカロリーが
適当なのかもしれないが
40代後半には足りないし
特に、重湯、3分粥はカロリーが低いはず。

 

飴やハイチュウなど、結構、間食しても
ドンドン痩せていく。

 

しかも、看護師さんに聞いたら
普通食でも重湯でもお粥でも1食460円。
「そんな一人一人、一食一食、会計対応できないですよ」
と笑う。

 

笑いごっちゃない。

 

だけど
3週間以上、完全禁酒して
食事もヘルシーで
完全に生まれ変わった気がする。

 

結論。

入院中、食事は唯一、最大の楽しみや娯楽で
それにストレスを感じないような工夫は必要。
ご飯のお供、調味料、間食の嗜好品、等々。

 

気をつけなはれや!

 

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