食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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「〇〇のまち」の作り方

朝の情報番組で
「餃子特集」やっていました。

 

ギョーザ購入額、
宮崎市が浜松・宇都宮破ったとのこと。

 

www.nikkei.com

 

で、この元データとなるのが「家計調査」。

この「家計調査」、調査世帯数の割当は
以下のとおりです。

 

 

例えば福岡市は
都道府県庁所在市及び大都市(政令指定都市)」52の一つです。
宇都宮市浜松市宮崎市もここに属します。
調査世帯数5472を52で割ると、約100世帯。

 

久留米市(人口30万)は「人口5万以上の市」74に属します。
調査世帯数2100を74で割ると、約30世帯。

 

福岡市は83万世帯ありますが
そのうち100世帯を抽出して
調査票を記入してもらいます。



で、その平均から
「餃子の購入額、宇都宮市が!浜松市が!宮崎市が!」
となっているわけです。

 

繰り返しますが
わずか100世帯の平均の争い。

 

その年に、〇〇好きが集中すれば
結果は一気に変わる可能性があります。

 

だからと言って
「意味ない」とは思いません。

こうしたデータを見つけ出し
「餃子の街」として定着させた宇都宮市
素晴らしいと思います。

 

久留米市は「焼き鳥日本一」を宣言していました。
これは家計調査をもとにしたものではなく
人口1万人に対しての焼き鳥屋の数が
7.46軒(2003年当時)で日本一だったためです。

 

しかし…
2005年の市町村合併に伴い、
(密度が薄れてしまい)
埼玉県東松山市に次ぐ、
日本2位の焼き鳥の街になってしまいました。

 

そこで、挫けないのが久留米市

 

久留米市は、
・とんこつラーメン発祥の地である「久留米ラーメン
・人口比日本一規模の店舗数を誇りバラエティに富んだネタの「久留米焼きとり」
・日本三大うどんを目指すねばり腰が自慢の「筑後うどん」
という『3大B級グルメ』の食のまちとして
『美級グルメの聖地 久留米』を宣言。

 

加えて、合併したことで(城島、三潴、田主丸)
市内の酒蔵が増え
全国第2位の18の酒蔵がある「酒のまち」としてPR。


「〇〇のまち」
なんてボーッとしていてもうまれません。
訴求力があるポイントを探して、
戦略的にPRして、イベント作って
が必要。

 

 

 

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