以前、FBで
『食と学力』についての
こんな記事を書きました。
さて、
今年度から、私は
『課題共学』という授業を担当することになりました。
この『課題共学』という授業は
九大の「アクティブラーナーを育てる」という
目標のもとに設立された授業です。
この授業は
全15回
90分×2コマの連続授業。
しかも参加型・双方向型学習。
それゆえ、教員にとっては
本当にタイヘンなのですが
私にとっては得意中の得意。
授業計画、シラバスは
綿密に作成していますが
180分も時間があるので
教員の自由度もあり
アドリブでアンケートをとったりします。
例えば、受講生52人中。
スマホ所持率 51/52(98%)。
LINE使用率 51/51(100%)。
こんな感じです。
ふと思いついて
こんなアンケートをとってみました。
「小中学校の頃、
子どもが作る『弁当の日』を
経験したことがある人?』
なんと52人中16名でした。
割合にすれば31%。
すごい割合です。
課題共学は
1年生、全員必修で
無作為抽出の授業です。
「食」に関心のある学生が
集まっているわけではありません。
現在の小中学校数は
日本全国で約32,000校。
弁当の日実施校は
現在、1,700校程度なので
割合になおせば5.3%。
31%と5.3%とでは
明らかに有意な差があります。
(地域的な偏りはあるので
一概には言えませんが)
竹下和男先生は
「学力のために『弁当の日』をするわけではない」
と明確に言われています。
それはそのとおりで
学力のために『弁当の日』をすれば
『弁当の日』の目的や意義が歪んでしまうでしょう。
ただし、結果として
『弁当の日』によって
学力が伸びることは十分にあり得ます。
食と学力との関係は
確かにありそうです。
九大生の
9割以上は、高校時代
親が作った手作り弁当を食べています。
九大生の3人に1人は
小中学校時代の
『弁当の日』経験者です。
食と学力との関係は
確かにありそうです。