食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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「キングコング西野亮廣×石川涼 トークライブ」③

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後半戦は、フロアーとの質疑応答。

 

「お互いの好きなところは?」
西野:
石川さんは、男女問わず、モテますよね。
いつもニコニコしている。
前向きで明るい。
石川:
ちゃんと未来に賭けれるところかな。
行動力がある。
普通は「保証」をほしがるけど。

 

 

「そのように、いろいろと考えれるようになったきっかけは?」
西野:
ないです。
幼稚園の頃からやっていることはかわっていません。
周りが何と言おうが、
仲間が笑ってくれていればそれでいい、と思います。
石川:
そもそも大それたことはできないんです。
隣の席の人に頼られるかどうか。
その輪が広がっていくだけ。
その延長でしかない。
西野:
あ、そうそう。
イデアについてはこういう考え方です。
よく、「アイデアが降ってくる」と言うでしょ。
そうすると降ってこない日が辛くなる。
イデアは降ってくるものじゃなくて、
掘り起こすんです。
イデアを見つけるために、
今日は、東を掘ってみよう。
ダメだった。
じゃぁ、今日は西。
ダメだった。
でも、あと北か南を掘れば
そこには絶対ある、みたいな。
掘り起こすというイメージであれば
その日、思いつかなくても
思いつく確率を上げる作業になります。

 

 

「同じ業界の人と話してもつまんない。広げ方はどうすればいいのでしょう?」
石川:面白い人見つけたら、会いに行けばいい。
西野:完結しましたね。

 

 

「私、本書きたいんですけど、無名の人が本を売る方法は?」
西野:どんな本?
質問者:ビジネス書です。
西野:
その人が本の売り方見えてなかったらダメなんじゃない?
経営に失敗している経営者が
経営の本、書いても売れないでしょう。
手売りで5000冊売るのは?
ホームレスの小谷君は手売りで5000冊本、売ってるよ。

 

こんな人も。

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「お土産化はわかりますが、クオリティとの関係は?」
石川:粗悪品はダメだよね。
西野:
プペルの前に書いた2冊が売れなかったんですよ。
一所懸命書いて、
クオリティが高くて
内容が100点でも
売れないものは売れない。
だから売る努力、工夫が必要だと思います。

 

 

「高校生です。芸術系の大学に進学したいんですけど
 親が、不安定なところにはお金は出せない、と言っています。
 クラウドファンディングで大学に行きたいんですけど
 高校生なのでリターンがありません。
 リターンがないクラウドファンディングのコツは何でしょう?」
西野:
まず、クラウドファンディングは「カネのなる木」ではないです。
信用をお金化する装置なんです。
信用がないければどうしようもないです。
信用がないのにリターンを作りに行っても仕方がないです。
絵本活動の前、「独演会」を行っていました。
お客さん、4500人くらい。
で、クオリティにこだわりたいので
生演奏で、照明も凝って。
で、子どもたちも来れるように
チケット代は2000円に設定しました。
大赤字です。
ペイしようと思ったら
5000円、6000円に設定しないといけない。
でも、その4500人には超感謝されたわけです。
「2000円でいいんですか!?」みたいな。
その一か月後にクラウドファンディングを行いました。
そうしたら、4500人が
お金を払ってくれたんです。
お金を出し入れする「預金通帳」ってありますよね。
「信用通帳」のイメージです。
信用を出し入れし、いつどれだけ使うかとか
信用のペース配分をしていく必要があります。

 

 

「input、outputを意識していますか?」
石川:
何も意識していないです。
何気ないものから吸収していると思う。
西野:
outputしているときのほうが
inputしてると思います。
例えば、外国人に伝えるには
英語をしゃべるまくるしかない。
その中ですごい学びが生まれるから
inputも生まれる。

 

 

「モデル事務所に所属していてデザイナー活動もやっています。
 こんな私がもっと楽しむには、どうすればいいのでしょう?」
石川:
自分がどう楽しむかよりも
お客さんがどう楽しむか、だと思いますよ。
モデル事務所に所属するとかは、関係ない。

 

 

「嫌いなスタッフがいたらどうしますか?」
西野:
ういう人と仕事をスタートさせない。
石川:
合わなくても、気にしない。
違って当然。
西野:
ウーマンの村本とケンカしてても、翌日は普通。
ケンカも意見交換ですから。

 

 

「どんな高齢者になりたいですか?どんな医療を受けたいですか?」
西野:
日本人って寿命伸びたと実感したんです。
100歳になったらもらえる銀杯が
純銀製でなく、銀メッキになった。
それだけ100歳を超える人が増えました。
例えば、90歳まで生きるとして
定年は60歳。
老後が30年間って長すぎでしょう。
老後30年は辛い。
それから「アンチエイジング」みたいな言葉は
年を取ることが悪だ、というイメージ。
そうではなくて
「年を重ねることは成長」のイメージにしたい。

では、成長している部分は何か?
それが仕事になるんじゃないか。
高齢者に仕事を作りたい。
おばあちゃんは、入院したら急に老いたんです。
仕事をさせたら若返った。
高齢者には、仕事が必要なのだと思います。
では、20代にはできない、
80代にしかできない仕事って何だろう?
例えば。
80歳は、遅刻しても怒られない。
許させる力がある。

沖縄に「おもろ」という居酒屋があって
店主は80歳。
で、一番に酔いつぶれるんです。
客が来るから
僕がつけだしを出したり
ビールを出したり
会計までして。
で、僕が店を出たら
その客が次の客の接客

 

するんです。
じじいがポンコツだから
勝手にペイフォワードが起きちゃう。
じじいだから仕方がないんです。
「愛される欠陥力」みたいな。

そういうのも
「しるし書店」
を思いつくきっかけとなりました。

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(おわり)