食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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嫌われる勇気

2/12(日)の午後は
日本コーチ協会福岡支部様主催のセミナーで
お話させていただきました。

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参加者の関心が
多岐にわたっていることが予想されたので
質疑応答形式で120分を組み立てることにしました。

まず5つ質問を受け付け
その質問に答え
次にまた5つ質問を受け付け…
という構成です。

 

その質問の一つが
「職場の人間関係を上手くいかせるには?
 コミュニケーションを円滑にするには?」
でした。

 

一瞬
「コミュニケーション上手は聴き上手」
みたいなコーチングの基礎を
お話ししようと思いましたが
参加者はコーチングに関心のある方々ばかりなので
「そんなことを当然知っている」
と思い直し、止め。

 

そこで、こんなお話をしました。

 

仕事の目的は、目標を達成し
業務、業績を上げることです。
そのために職場の人間関係、コミュニケーションが
円滑なほうがいいだけの話です。

でも、業務、業績が上がっているなら
人間関係がマズくても問題ありません。
あくまでも人間関係、コミュニケーションは
方法、手段であり目的ではありません。

方法が目的化してしまうと
おかしなことになります。

 

それから。

 

私自身は
「みんなと仲良くしたい」と思っていますし
「いい人」だと自負していますが
私のことが嫌いな人は
たくさんいるでしょう。

でも、仕方ないです。
それだけ尖がってますから。

尖がっていたら
「すごい!」
って言ってくれて
大好きになってくれる人も生まれますが
「なんだアイツ!!」
って思う人も
当然、生まれてきます。

そんな人にまで
「嫌われないようにしよう」
なんては、まったく思いません。
「尖がらずに丸くなろう」
なんては、まったく思いません。

 

成長社会では
協調的に融和的に
足並みそろえて生きていくことが重要でした。
そうしたほうが
リスクもトラブルも回避できるからです。
普通にしていれば成長できるので
そのほうがいいのです。

 

しかし、
人口減少の成熟社会では
協調的に融和的に
足並みそろえて生きていくだけでは
右肩下がりです。

尖がっていなければ
イノベーションは生まれません。
閉塞感は打開できません。

 

このセミナーでも
全員が「まぁ、そうね」と思うくらいの
平凡な内容だったら
全然面白くないはず。
1、2割は異議を唱えたくなるくらいの
刺激的な内容のほうが面白いはず。

 

私は、そんな人生を選びます。

 

ただ、8割の人から嫌われてたりしたら
大問題というより
社会人失格(笑)。

 

そもそも
自分自身を振り返ったときに
「あいつ、超キライ!」
と思っている人が何人いるでしょう?

小・中学校の時はクラスに数名は
「超キライ!」がいました。

でも、今はそういないはず。
「超キライ」というよりは
「私とは合わない」とか
「できるだけ関わらないようにしよう」
くらいのものです。

 

自分自身も大人になり
相手も大人になります。
「超キライ!」なんかなくなっていきます。

 

誰かのことを
「超キライ!」
って思っているほど
私たちは暇じゃない(笑)

 

だから、むしろ
「超キライ!」
と思われることは
スゴイことなのかもしれません。

 

アドラー心理学には
まったく興味がありませんが
「嫌われる勇気」
です。