食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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地域資源の現代的再編集-玄界島問題②-

まちづくり、地域活性化には
「よそもの」「わかもの」「ばかもの」
が必要だと、よく言われます。

では、
それが揃えば
まちづくりがうまくいき
地域が活性化するか
と言ったら、そうではなく
リーダーや、プロデューサーの存在も
必要だと思います。

とはいえ、
「よそもの」「わかもの」「ばかもの」
は不可欠だと思います。

なぜなら
地域資源の現代的再編集」
が必要で。
それができるのが
彼らだからです。

地域の伝統文化や行事は
「維持」しようと思えば
よくて「現状維持」です。
時間がたつにつれ
確実に衰退していきます。

玄界島でも
盆踊りが消滅してしまいました。

高齢化してるし
人口は減少しているので
地域の役職が回ってくるのが早く
負担がどんどんと大きくなるのです。
そうすれば
「面倒なものはやめよう」
となって当然です。

だから「維持」ではだめで
「現代的再編集」が必要なのです。

ゴーシ先生が住む
糸島市二丈福吉の大入」。

今年から、年末に
地域のみんなで餅つきを行うことになりました。

以前は、どの家庭でも行われていたのです。
しかし、核家族化し
高齢化し、
餅つきをやる家は激減しました。

一方、移住者、新住民は
餅つきのための道具も技術もありません。
やりたくてもできません。

そうしたときに
地域の古老が
「みんなで餅つきやろうか」
という発想にはなりません。

よそもの、わかものが
その価値を見出し
「餅つき、教えていただけませんか?
 一緒にしていただけませんか?」
となります。

これが地域資源の現代的再編集です。

玄界島
地域資源の宝庫だと思いますが
決定的に「よそもの」が足りません。

集合住宅の空き部屋
旧玄界中学校を活用し
いかに「よそもの」を島に呼び込み
それを活かすかが重要です。

そして
「よそもの」の力を生かすには
旧住民が
「島のためにおもいっきりやってよか」
と後見することが重要です。