食育研究家。九州大学講師/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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だからゴーシ先生は嫌われる

昨晩(9/17)は校区の人権関係の理事会。

議題の一つは、来年2月に予定されている研修について。
日時、講師ともまだ未定だという。

 

委員さんから、講師案についての説明。

「宇根豊さんはどうだろうと思っているのですが
 いかがでしょう?」

「宇根さんはよく知っているので
 お話は面白いです」

 

 

「でも、専門は田んぼの生物多様性みたいな話で
 人権の専門家ではないと思いますよ」
と答えると

「減農薬の話とか、害虫の話とか
 究極の人権の話だと思うんですよ」

(まぁ、なんでも人権といえば
 人権に結び付けられるけど…)

 

で、交渉の進捗状況の説明。

農水省のHPみても、メールはつながらないし
 他の講師紹介のページだと
 イベント会社のようで講師料が100万とか…」

宇根さんを知っている人からすれば???
いや、佐波にいつもおるやん…

結局、佐波の区長が宇根さんに直接交渉することになった。
ただし、講師料は5000円。

 

「宇根さんがNGの場合は
 赤米を作っている吉住さんとか
 ○○病院の○○先生とかはどうかと」

もう、限界。

 

そもそも論、いいですか?
この研修の意義についてです。
まず、昨年の戦争遺構の話でも
宇根さんの生物多様性の話でも
なんでも「人権」にむすびつけられるんです。
それで、講師料5000円程度で
近隣から講師を探して
区長、役員20人を2時間拘束して
そんな研修を本当にやる意義はあるのでしょうか?

 

センター長の説明によると
この研修は7~8年前に
当時の委員さんの発案で
始まっただけのこと。
やらなくてもいい。

また、参加は義務ではなく
できるだけ参加をお願いしているだけ
とのこと。

 

(いや、論点はそこじゃない…
 やる意味があるかどうかを再検討して
 スクラップ&ビルドを考えたほうがいい
 という趣旨なんだけど…)

 

私の語気が強かったためか
ある委員さんが
「佐波区長から宇根さんに頼んでもらって
 ダメなら中止にしよう」
との提案が強めにあり
それで決着。

 

たぶん、私の意見は正論なんだけど
心情として
「講師選定してくれている委員の努力を踏みにじるような…」
「これまで積み重ねてきた研修の意味を否定するような…」
なんて心情が絶対に巻き起こる。
正論よりも心情の方が強い。

 

 

これでも読むか。

 

 

いや、むしろこれか。

 

 

 

 

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