今日の午後は
「糸島市いじめ問題対策連絡協議会」。
シャンシャン会議かと思ったら
共有された情報も興味深く
質疑応答、意見交換も白熱して面白かったです。
まず、びっくりしたのが
昨年度(令和2年度)、
糸島市内で教育委員会に報告があったいじめ案件が
急増!
びっくりするくらい急増!!
ただ、いじめ自体が急増している
というネガティブな意味ではなく
「どんな些細な事案、
軽微な事案でも報告するように」
を徹底した結果。
ある校長先生は
それでもアンケートすべてを
教育委員会に上げているわけじゃないといいます。
1ヶ月に一度のアンケートで
数十以上の事案が上がってきますが
教育委員会に報告したのは5件。
・プリントを受け取ってくれなかった。
・一緒に帰ってくれなかった。
・フォトナで一緒にチームになってくれなかった。
とか。
これまでは
「それはいじめに入らんやろ~」
と先生や、学校が判断していたのを
「どんな些細な事案、
軽微な事案でも報告するように」
を徹底した結果。
これはすごくいいことだと思います。
愛知県弥富市の中3の男子生徒が
刺されて死亡した事件でもそう。
校長は加害生徒について
「おかしなところは全くなかった。困惑している」
と言っていますし
同市教育委員会が10月に行った
いじめの有無などに関するアンケート調査では、
加害生徒への嫌がらせをうかがわせる回答は全くなかった
と言います。
一方で加害者は
「昨年9月に行われた生徒会の選挙で
(被害生徒の)応援演説を頼まれたのが嫌だった」
という趣旨の供述をしているとのこと。
じゃぁ、それがいじめなのかということ。
そうかもしれないし
そうじゃないかもしれない。
でも、こうした事件が起こってしまった。
とすれば
いじめだろうがなかろうが
子どもが少しでも嫌な気持ちを感じたら
「どんな些細な事案、
軽微な事案でも書いていいよ」
そして、それを
「教育委員会に報告するように」
はいいことだと思います。
ただ、そのアンケートをやるための学校の負担
がタイヘンなことも知りました。
月1回のアンケート。
しかも数種類。
福岡県で始まったのは2008年筑前町での
いじめ自殺からだといいます。
で、2013年にいじめ防止対策推進法が成立。
月1回のアンケート。
全校生徒分。
わずか数ヶ月で
山のような紙資料。
そして卒業後5年間の保存義務(驚)。
超プライベートな内容なので
鍵付き場所に保存。
そんなスペースねーよ。。。
なら、子どもたち
一人一台タブレットなのだから
google formに記入させればいい。
さて、会議では
法務省の
「SOSミニレター」
「SOS-eメール」
事業が紹介されました。
会議室でアクセスしましたが
率直に使いづらい、、、
(もう、リンクを貼る気もおきないくらい…)
一応、サンプルURL
貼っておきます。
これなら
アンケートの時間以外でも
いつでも相談できるし
ワンストップ。
「担任の先生にからかわれた」
「担任の先生を信頼できない」
「だからアンケートなんてかけない」
という場合にも対応できます。
学校には相談箱があるけど
子どもたちが
「入ってないかな~」と箱を揺すったり
アンケートの時間も
誰が真剣に書いているかな
なんて目があって書きにくいケースもあるらしい。
これならそんな問題も起きない。
コストもかからないので
費用対効果めちゃくちゃいい。
「うちの学校には
いじめなんてありません!」
的な学校の隠蔽も防げる。
いろんな市町村の
教育委員会、是非、やってほしいな。
ゴーシ先生10分で作ったんだから(笑)
この間にも
いじめで苦しんでいる子どもたちがいるんだから。
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