食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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恵方巻き論

今日の『ももち浜ストア 夕方版』の
「キニナットル」のテーマは恵方巻

「コメンテーターの皆さんは食べられますか?」
の問いに明確に答えました。

私は恵方巻
食べないし
一生食べないでしょう。

恵方巻というのは
そもそも
関西の文化であり
文化とは
「地域固有性」
が大事なのです。

ですから
糸島の我が家に
恵方巻文化が入ってくることは
ありません!

 

私の中では、
このコメントができただけでも
大満足です。

恵方巻の起源については
諸説ありますが
よく言われているのが
大阪の花街で
遊女に太巻きを丸かじりさせ
それをお客が見て楽しんでいたという説。

だからダメなのかというと
私はそうは思いません。

セクシャルな何かを
背景とした文化、風習、慣例なんて
いくらでもあります。

私が大阪人なら
毎年、とんでもない太さの太巻き
作るでしょう。

私が問題にしているのは
「地域固有性」
なのです。

その土地にしかない
文化が大切なのです。
その土地に行かないと
味わえない文化が大切なのです。

恵方巻文化も
そういうエロい背景があるから
広がらなかったはずです。

だけど、
セブンイレブン恵方巻に目をつけ
その流通網で
一気に恵方巻文化を広めました。

これだけ
情報網、流通網が発達していると
(金儲け目的の)
文化が広まるのは一瞬です。

画一化されます。

いつの時期に
どこにいても
同じことが行われています。

正月
三社参り
恵方巻
バレンタインデー
ホワイトデー
お花見
母の日
七夕
土用の丑の日
花火大会
お盆
ハロウィン
クリスマス
カウントダウン…

もっともっとあるでしょう。

このうちのいくつかは
新たに広がった文化です。

どんどん
新しい文化が
日本全体で広がっていきます。

そんな日本は面白くないです。

その地域にしかない
文化を守り続けていくことです。
廃れてしまった文化を
復活させることです。

そこに行かないと味わえないものがあるから
人がそこにやってきて
地方創生につながります。

「それはそうだけど、楽しいからいいじゃん」
「流行にのればいいじゃん」
という声もあるでしょう。

でもね
流行は乗るより
創るほうが楽しいのです。

矛盾するように聞こえるでしょうが
私は恵方巻のVTRを見ながら
絶対に恵方巻なんて食べないと思いつつ
次に来る流行は何だろう?
自分はどうしたらその流行を創れるかな?
なんて考えています。

エンディングの立ちトーク

キクさんの
「さぁ、明日は節分です。何をしますか?」
の問いに
「全力で豆まきをします!」

の写真です。

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私の中では、
このコメントができただけでも
大満足です。