今日は長女、音稲(おとね)の
福吉幼稚園卒園式でした。
あの
ブカブカの制服での
入園式が思い出されます。
大きくなった。
いろんなことができるようになった。
卒園式では
「卒園児のことば」
で一人の卒園児が号泣して
「ことば」が言えなくなったり。
卒園児保護者謝辞に感動したり。
涙があふれる
というまではないけれど
ずっと目が潤んでいました。
なぜ涙が溢れないかというのは
イベント・プロデューサーなので
「ここはこうしたほうが盛り上がるのに!」
とか
「祝電紹介、短く!」
なんて思っちゃったりするのです。
さすがプロデューサー(笑)。
式が終わり
ホールから部屋に戻り
ユリ組の先生と
毎日の「お帰りの歌」。
「今日も楽しくすみました~
なかよしこよしで帰りましょ
先生さよなら またまたあした~」
卒園式だから
明日はないのに…
って思ったら、
一気に涙が溢れました。
この歌で泣いているのは
私だけでした(涙)。
さすが作家(笑)。
しかし、今日の卒園式で
一番、感動したのは
卒園児が暗唱して朗読した詩。
もう。
なんか。。。
人生を教えられました。
私のために
この卒園式はあったんじゃないか
思えるくらいの衝撃的な詩でした。
作家として
今まで知らなかったことが恥ずかしく
そしてこれからは
この詩に勇気をもらって
信念に従って生きていきます。
『二度とない人生だから』
坂村 真民
二度とない人生だから
一輪の花にも
無限の愛をそそいでゆこう
一羽の鳥の声にも
無心の耳をかたむけてゆこう二度とない人生だから
一匹のこおろぎでも
ふみころさないようこ
こころしてゆこう
どんなにかよろこぶことだろう二度とない人生だから
一ぺんでも多く便りをしよう
返事は必ず書くことにしよう二度とない人生だから
まず一番身近な者たちに
できるだけのことをしよう
貧しいけれど
こころ豊かに接してゆこう二度とない人生だから
つゆくさのつゆにも
めぐりあいのふしぎを思い
足をとどめてみつめてゆこう二度とない人生だから
のぼる日 しずむ日
まるい月 かけてゆく月
四季それぞれの星星の光にふれて
わがこころをあらいきよめてゆこう二度とない人生だから
戦争のない世の実現に努力し
そういう詩を一篇でも多く作ってゆこう
わたしが死んだら
あとをついでくれる若い人たちのために
この大願を書きつづけてゆこう