食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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金子みすゞさんを知った一日

今日(11/8)は、糸島市人権・同和教育推進協議会福吉支部
フィールドワークのため、
山口県長門市へ。
(1日潰れてしまうけど、区長は行かなければならない)

 

 

研修場所は、
「くじら資料館」と「金子みすゞ記念館」。

 

 

正直、現地での学びはそうなかったけど
車内で見せられたDVDにいろいろ学びました。

 

往路は、
2001年にTBS創立50周年記念番組として製作されたTVドラマ
『明るいほうへ、明るいほうへ』
のDVDの視聴。

 

 

 

金子みすゞの詩は知っていたけど
その生涯とか人生とかは全く知らず。

 

子どもを守るために自殺したとか。


「淋病」「親権」「家長制度」…
たしかに人権の研修会(笑)。

 

ちょっとミーハー的に
『全集』を購入。

 

というよりは、詩の勉強をするため。
もともと、ゴーシ先生の文章は
詩的だと言われているので
勉強すれば書けるはず。

 

 

それから直筆を印刷したはがきも何点か購入。

たぶん、東日本大震災でCMの代わりに流され
有名になった詩。

 

 

「遊ぼう」っていうと「遊ぼう」っていう。

「馬鹿」っていうと「馬鹿」っていう。

「もう遊ばない」っていうと「もう遊ばない」っていう。

そして、あとでさみしくなって、

「ごめんね」っていうと「ごめんね」っていう。

こだまでしょうか、いいえ、誰でも。

 

今の自分にはとっても響きました。

 

 

復路は
上述のドラマのメイキング等を視聴。

金子みすゞさんを再発見した
矢崎節夫さんのインタビューがよかった。

金子みすゞさんは
西条八十さんに認められ、
昭和4年までに90編を発表。
結婚後は夫に詩作を反対され断筆。
離婚後、昭和5年自殺。
(↑ここら辺がドラマでは生々しい)

それ以降、半世紀の間、
人々から忘れられていました。

 

昭和57年、
児童文学作家矢崎節夫によって
遺稿512編が発見され
金子みすゞさんが再発見されました。

 

矢崎さんは、一編の金子みすゞさんの詩を読み
衝撃を受け、探し回るけど
全く何の手掛かりも見つからず。


それでも、ずっと探し続け、遺稿512編の発見。
また、小学校での記録、お墓、等々まで
見つけ出しました。

 

矢崎さんは
「好きだと思い続けていれば何かが生まれる。
 それは自分の力ではなく、大きな何かの意志だ」
と言います。

 

地元の方々にインタビューしようとしたとき
ものすごい雷鳴が何度もとどろいたと言います。
矢崎さんは「金子みすゞさんが怒っている!」
と怖くなったそうですが
地元の人は「金子みすゞが喜んでいる」
と言ったそうです。

 

矢崎さんは
金子みすゞさんが伝えたかったのはそれなのだ」
と気づいたと言います。
事象、現象は一つでも、捉え方は多様なのだと。
その多様性を認めること。

 

私が両手をひろげても、

お空はちっとも飛べないが

飛べる小鳥は私のやうに、

地面を速くは走れない。

私がからだをゆすっても、

きれいな音は出ないけど、

あの鳴る鈴は私のやうに

たくさんな唄は知らないよ。

鈴と、小鳥と、それから私、

みんなちがって、みんないい。

 

 

今の自分にはとっても響きました。

 

 

明日は楽しみで

明日は怖いけれど

それでも明日はやってきて

その次の日には

昨日になるよ。

昨日は必ずやってきて

喜びも哀しみも

すべて飲み込んでいくよ。

そのすべての昨日が

いつか人生になるよ。

かけがえのない人生になるよ。

私だけでしょうか。いいえ、誰でも。

(ゴーシ詩の①)

 

最後の一分は
ネタ的に入れたけど
このblogで、その日の想い、気づきを詩にし
これを512日続けたら、
「量的には」金子みすゞさんレベルに追いつく。

勉強しよう。

 

 

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