えきまえは雪吊り
吊らなければ おれちゃうようなよわい木は
ゆきのおおい金沢に植えちゃいけない
だけどよわいから
雪吊りという人の手がくわわる
やさしさがくわわる
そうすればこんなにうつくしくなる
よわさはやさしさのみなもと
よわさはうつくしさのみなもと
「雪吊り」(ゴーシの詩11)
能登に向かう車内での会話。
「夫が並木道の写真を撮りに
滋賀に行こうって言うんです。
49歳にもなって愛人でもできて
ロマンチストになったのかしら?」
「あ、私も49歳です」
「先生もロマンチストですか?」
「一応、モノを書く仕事をしているので
金沢について、すぐにこんなことを考えました」
(↑ 紹介)
「ロマンチストですね~
愛人いるんですか?
「…」
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