食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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子どもにスマホを扱わせるか問題

先日の『子育て座談会』。

ある参加者から
こんな質問をいただきました。

小学校一年生の子ども
一人で留守番をさせているときに
まず、自ら宿題をすませるのはありがたいのですが
その後、一人でDVDを見たり
youtubeを見たりして過ごしています。
それでいいのでしょうか?


「悪い!」
「それは小さいころから
 DVDの子守をさせていた結果でしょう!?」
と言おうと思いましたが
ティーチングではなく
コーチング的にやったほうがいいと考え
こう答えました。


いいか悪いかは分かりません。
子育てに間違いはあるけど
正解はありません。

 

親は選択し
その選択に対して
責任をとることしかできません。

 

一番よくないのは
選択を意識しないこと。

 

ちなみにわが家では
子どもが
DVDを自分で見るということは
絶対にありません。

テレビは基本1日30分と決まっていて
(1時間番組の時は60分のときもありますが)
子どもたちは話し合って
何を見るかを自分たちで決めます。

時間が来たら
自分で消します。


これはわが家のルールなので
子どもたちはちゃんとルールに従って
生活しています。

 

当然、youtubeを見ることもありません。

パパのスマホやパソコンは
パパの大事なものなので
絶対に触らせません。

 

本当に驚くのは
言葉もしゃべれないような1歳児に
平気でスマホを渡して扱わせる
大人の多いこと。
(昨日の座談会でもそうでした)

 

 

わが家では
子どもたち用のタブレットもありません。

 

私は、子どもたちが
タブレットyoutube見たり
ゲームするよりは
本を読んだり
ブロックをしたり
ボードゲームをしたり
絵をかいたりしてほしいからです。

ちなみに
昨日から、うちの子たちは
絵にはまっています。

一点透視法で
家を立体的に書いて
しかもレンガ造りの家で
そのレンガを3色の茶色で塗り分けてます。
無言で、集中して
書き続けています。

f:id:kab-log:20181110073919j:plain

おとちゃんのこの絵に刺激されて
とらじろうも同じ絵を描き始めました(笑)

 

だからと言って
こんな絵を描いているおとちゃんが
yuotubeを見ている子と比べ
ステキな人生を送れるかは
これは誰にも分かりません。

 

だから
親は自分の信念に従い
選択し、その選択に
責任を持つことしかできないのです。

ちなみに、
さいころから、IT機器を扱わせて
使いこなせるようにしたほうがいい
という人がいますが
これについては
私は全く逆の考えです。

 

IT機器は
ますます便利になっていくでしょう。
とすれば、それを使いこなすのも
簡単になるはずなのです。

スマホだって
使い方教えて
1時間も扱わせておけば
使いこなせるようになるはずです。

 

逆に使いこなすのが難しいのが体。


泳げない子が
1時間練習したところで
25m泳げるようにはならないでしょう。

逆上がりもできないでしょう。
鋸でまっすぐ木材を切れないでしょう。

 

とすれば
使いこなすのが簡単な機器は後でよくて
使いこなすのが難しい体は早いほうがいい。

 

言い方を変えたら
不便の中にこそ学びと成長がある。

 

これは、ゴーシ先生の信念。

意識的に選択し、
その選択に責任をとることしかできません。

 

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