食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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くどいようだけれど「自信」論

今日は熊本市のある学校で講演。

中学生から高校3年生まで、総勢1600人!

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スーパーサイヤ人3くらいになって
全力でお話しさせていただきました。

 

最初に
①「自分のことが好きな人、自分に自信のある人」
②「自分のことがあまり好きではない人、自分に自信がない人」
と、全員どちらかに手を挙げてもらいました。
大体そうですが、①に手を挙げたのは
生徒の5%程度。
みんな自分のことがあまり好きではありません。
みんな自分に自信がありません。

なぜ、自分に自信が持てないのか。
それは人と比べてしまうからです。


ちなみに私は、自分に自信があるし、
自分のことが大好きです。
社会的地位があるからではありません。
私より社会的地位がある人はたくさんいます。
お金を持っているからではありません。
孫正義さんやビルゲイツさんが持っているお金に比べたら
私の持っているお金なんて
スズメどころか、ミジンコの涙にも及ばないでしょう。
容姿についても
「このままでいい」と思っていますが
福山雅治さんなんかに比べたら
死にたくなるようなレベルでしょう。

 

なぜ、人と比べたくなるかというと
自信に根拠を求めたくなるからです。

 

クラスで一番成績がいいとか、
学校で一番足が速いとか、
いい高校に合格したとか、
そうやって人と比べられた結果を評価されてきました。
褒められてきました。
だから、自信を持つのに
「人と比べて」
という根拠が必要なのです。

 

これまでの生活、教育、人生の中で、
そういう価値観をすり込まれてきたから当然です。

 

だけど、人と比べていたりしたら、
永遠に自信なんか持てません。
人と比べていたら、一生、幸せな人生なんて送れません。
だって、世の中には、
あなたより、かっこよくて、かわいくて、
有名で、お金持ってて、
社会的地位が高い人なんて、
いくらでもいるのです。

 

大切なのは、人と比べることではなく、
自分と比べること。
これを成長と言います。

 

1年前の自分と比べて、
どれだけ伸びているか。
1ヶ月前の自分と比べて、
何ができるようになったか。
昨日の自分と比べて、
どれくらいがんばれたか。

 

成功は一部の人間にしか保障されていませんが、
成長は万人に保障されています。
成長しない人間なんていません。
もし、その成長に喜びを感じることができれば、
みんなみんな幸せな人生を送ることができます。

 

しかも、成功を計る要素は一面的です。
トイレ掃除をしても、
バスでお年寄りに席を譲っても、
「成功したね」なんか言われません。
お金とか、学歴とか、社会的評価とか、
そんなことだけに成功という言葉は使われます。

 

一方で、成長を計る要素は多面的です。
一カ月前は、イヤでイヤで仕方なかったトイレ掃除が
いつのまにか、当たり前になる。
今ではキレイになっていくことに喜びを感じる。
それも成長です。

 

昨日は、勇気がなくて、
お年寄りに席を譲れなかったけれど、
今日はできた。それも成長です。

 

そんな、いろんな力を伸ばせる人生のほうが
絶対に幸せです。
成長に喜びを感じる、
それが自信になります。

 

それから
自信って自分を信じることです。
自分を信じるのに根拠なんか要りません。

 

私が、自分に自信があり
自分のことが大好きなのは
人と比べないからです。

 

自分、OK。
これだけです。

 

世界中の誰もが信じてくれなくったって、
自分くらい自分を信じなくちゃ。

みなさんも、お友達に、先生に、みんなに、
自分のことを信じてほしいと思っているでしょう?
自分が自分のことを信じていないのに、
なぜ、みんなが自分のことを信じてくれるでしょうか。
相手に信じてもらおうと思えば、まず、自分が自分を信じこと。
これが自信です。

 

そのために、自分、OK。

 

といっても、
なかなか自信が持てないこともわかります(笑)

 

私には8歳の娘と
6歳の息子がいます。
今から10年くらいすれば
皆さんと同じ
高校生、中学生になっています。

 

で、その学校に
革ジャン着た、ヘンな大学の先生がやってきて
「自分にあまり自信がない人?」
なんて言われて、うちの子が
手を挙げたとします。

 

パパはボロボロ後ろで泣くでしょう。
胸が締め付けられるほど、悲しくて、苦しくて、辛い。

「おとちゃんは、世界で一番かわいいのに」
「とらじろうは、せかいで一番大切なのに」
って大泣きします。

 

私は、自分の子どもの顔も体型も性格も、
すべてが世界一かわいいと思っていて、
存在のすべてが大好きです。

 

ちなみに
私の子どもは、
自分の命よりも大切な存在です。

 

もし、子どもたちが病気になって
心臓が一ついるとなったら
私は私の心臓をあげる覚悟があります。
もし、船が沈んで
救命ボートが3人乗りだったら
ヨメさんと子ども二人を乗せて
自分は海の底に沈んでいいです。

その覚悟があります。

 

そしてそれは
私だけでなく
みなさんに父さんも母さんも
みんな同じ気持ちです。

 

そのことを自信にする。
自分の命より大切だって思ってくれる人が
世界で二人もいる。

 

根拠が欲しいなら
そのことを根拠にすればいいです。

 

自分のことが好きじゃない
自分に自信が持てないなんて
みんなを命がけで産んでくれて、
必死で育ててくれた、
お母さん、お父さんが悲しみます。

 

 

自信をもって。

 

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