食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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入院生活-9日目 2023/9/27(水)-

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昨日、26日は、私の内視鏡治療が行われていた間に、
隣の面白おじいちゃんが退院していった。
認知症が入っているためか物忘れがひどく、
わがままで、介助がないと何もできない。

でも、看護師さんに、
すごくかわいく
「ありがとうね~」
と言ったり、傍から見ている分には、
憎めない。
むしろショートコントを見ているようで、面白い。

 

彼は自力で動きづらいので、
病室から奥様に電話する。
「退院が決まったけん…いつやったかいな…?」
「火曜日です!」
とカーテン越しに私が答える。
「ん?じゃ、今日は何曜日ね…?。で、退院は?」
「火曜日です!」
これが、電話のたびに毎回だ。

私も面白かったが、
私も含めたコントになっていた。

こうやって、機嫌がいい時は、
面白おじいちゃんだ。

 

しかし、機嫌が悪かったり、
スイッチが入ると、
電話越しに奥様に対して暴言を吐く。
「お前、俺が家に帰ったら、出ていけ!」
という具合。

『いやいや、出て行かれたら、困るのあなたでしょ!』
と心の中でツッコミを入れながら。

いやはや、夫婦は大変だ。

 

若気の至りで結婚し、夫婦になり、
離婚のタイミングを見誤っただけで、
看護・介護のプロでもないのに、
しかも自分も高齢者なのに、
暴言を浴びながら看護・介護し続けなければならない。
夫婦と言うだけで。



 

家庭内で自助的に看護・介護をするというシステムは
限界を迎えるだろう。
というか、もう終わってる。

 

「約40年介護を続けてきた79歳の妻を2022年、神奈川県大磯町の海に車いすごと突き落として殺害したとして、82歳の夫が殺人の罪に問われた」事件。

「2021年、広島市の住宅で72歳の夫が自宅での「老老介護」の末に、長年連れ添った80歳の妻を殺害する」事件。

「2014頃から病気で心身の調子を崩し介護し続けていた81歳の妻を、2022年、81歳の夫が神戸市西区にある西神ニュータウンの街路に止めた車内で、首や腹などを包丁で多数回刺して殺害した」事件。

こんな老々介護にまつわる事件は
枚挙にいとまがない。

 

老々介護自体に問題があるわけではない。
例えば、元気な老人が、老人を介護するような施設があってもいい。

 

問題は、夫婦だからパートナーの介護をしなければならない
という価値観や仕組みがおかしいし、終わってる。
「お前だけには介護されたくない」
というパートナーもいるだろう(笑)。

 

そもそも夫婦という関係、婚姻制度自体が終わってる

 

治療の回復が順調で、
先生の恩情で昼食より重湯再開。

 

 

相変わらず、液体にもほどがある。
離乳食の赤ちゃんでも
ここまでではない。

 

入院して1週間もすれば
人見知りな私も
少しずつ、看護師さんと話せるようになってきた。

 

午後、点滴を替えながら
看護師さんに聞いてみた。
「自分でこの病院を選んで、
 就職活動して働いているんでしょう?」
「はい」
「何年目ですか?」
「新卒です」
「この病院、看護だけじゃなくて、お年寄りの世話だったり、夜勤があったり大変じゃないですか?」
「タイヘンです。もう辞めたいです」
「夜勤のない入院のない小さなクリニックとかも看護師不足だからそんなどころでも求人があるんじゃないですか?」
「小さなクリニックの看護師募集の条件が、臨床経験3年以上とかなんです」
「じゃ、3年は辞めれないわけだ」
「そうです」
とのこと。


医療業界、看護師業界として、
人材を育成するための構造が出来上がっているのだ。
法律等で決められているわけではないと思う。

新卒の看護師は、まず「総合病院」「大学病院」。
そこで、教育・研修を受けながら、
実践的に看護師としての技術・意識・経験を獲得していく。

 

一方で、クリニック等は、
患者受付や電話対応、バイタル測定、採血、
点滴・注射、診療の補助など多岐にわたるうえ、
看護師が少人数のため、
看護師一人ひとりのできる仕事の多さが求められる。
つまり、新卒には難しいし、
教育・研修のための時間が取れない。

 

だから、卒業→「総合病院」「大学病院」→クリニックみたいな、
キャリアパスが出来上がっていて、
それを成立させるためにも「臨床経験3年以上」みたいな条件が課され、
この構造が維持されている。

 

理にかなっていると言えば、
理にかなっている。

 

だけど、新卒での「総合病院」「大学病院」の
過酷な職務に耐えきれなくなる看護師も多数存在するらしい。

いろいろ勉強になる。

(後日、ショートのネタに)

 

夕方からは、
ヒマつぶしのため東野圭吾
麒麟の翼』を一気読み。

 

超久しぶりの小説読破、
人生初東野圭吾
感想は別の機会に。

 

本を読みながら病院の洗濯機、乾燥機で洗濯。
この入院はすべて自分で完結しようと決めている。
で、人生初乾燥機(笑)。

 

乾燥機後の
暖かい洗濯物をたたんでいて癒された。

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