食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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九大生の食の実態調査2019②:九大生の1/4が「弁当の日」経験者!

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つづきです。

 

Q4.「葉酸」もしくは「二分脊椎症」という言葉を知っていますか?

  ①はい:15.4%
  ②いいえ:84.6%

 

ちなみに、「葉酸」は
ほうれん草の抽出物から見つけられた水溶性のビタミンB群の一種。
2000年からは母子健康手帳にも
胎児奇形の発生予防のための葉酸の必要性、
1日に400μg(マイクログラム)が記載されています。
受胎してから2~4週間ぐらいまでが
細胞分裂の非常に活発な胎児期で、
この細胞分裂が活発な胎児期に葉酸が不足すると、
二分脊椎症がおこるリスクが高くなるといわれています。

受胎してから2~4週間で
妊娠に気づく女性はほぼいないので
「妊娠したから野菜食べよう、葉酸摂取しよう」
では遅く、
妊娠する可能性のある女性は
常に、葉酸の摂取を意識する必要があります。

 

そんな葉酸
知っている学生は15.4%しかいません。

女子学生限定で見てみると
13.1%とさらにその割合は低下します。

 

Q5.今の食生活についてどう思いますか?

  ①満足している:21.5%
  ②まぁ、満足している:40.7%
  ③やや問題がある:31.3%
  ④非常に問題がある:6.5%

 

これを、居住形態とクロス集計すると

 

       満足  まぁ満足 やや問題 問題
一人暮らし  16.0% 42.3%  34.3%  7.4%
自宅(親と) 48.6% 34.3%  14.3%  2.9%

 

となります。

自宅生のほうが満足度が高いのは当たり前だと言えますが
自宅生でも「満足」は48.6%止まり。

 

大学生になると
高校までのように、
毎日6:00に起きて、
親と一緒に朝食を食べ
昼食は親が作ってくれた手作り弁当
夕食は家族で…
ということはなくなります。

 

1限がなければ朝は、遅く起きてきて
朝食は食べず
昼食は学食で
夕食は友達と外食、バイトのまかない
みたいな生活が
自宅生でも起こりえます。

 

一人暮らしなら、なおさらでしょう。

 

Q6.小中学校の時、子どもが作る「弁当の日」がありましたか?

  ①あった:24.3%
  ②ない:75.7%

 

九大生(農学部)の1/4が「弁当の日」経験者!

 

ちなみに、「弁当の日」の経験と
現在の食生活の満足度をクロス集計すると

          満足   まぁ満足 やや問題  問題
「弁当の日」あった  25.0%  42.3%  26.9%  5.8%
「弁当の日」ない   20.4%  40.1%  32.7%  6.8%

 

小中学生の頃に
弁当の日を経験していたほうが
現在の食生活の満足度に
プラスの影響を与えていることがわかります。

 

(つづく)

 

 

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