食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


official web: http://goshisato1973.com/


佐藤剛史の著作一覧


佐藤剛史への講演依頼

講演依頼フォームはコチラ


佐藤剛史の講演のサンプル動画


佐藤剛史への連絡は→goshisato1973@gmail.com

友だち追加

いとエコproject、完結!

いとエコproject。

 

スタートしたのが2007年。
当時、ゴーシ先生は33歳で
食育活動よりも環境活動に
力を入れていた頃です。

 

「九大弁当の日」を始めたのが33歳。
内田先生に会い『ここ』を書いたのが34歳。

 

そして、SNSも普及していない時代。

 

問題意識はこうです。

日本人1年間のレジ袋消費量は300枚。
レジ袋は平均3円/枚。

で、そのレジ袋は、
どういう使いみちをされるかというと
ゴミを入れて、捨てられ、燃やされるだけ。

糸島地域(前原、志摩、二丈)の人口が約10万人。
つまり、レジ袋のために糸島地域だけで
年間9000万円が使われ、燃やされています。

 

当時は、よくドイツに調査に行っていて
ドイツでは、エコバッグ持参が当たり前。
しかも、bundとかnabuとか、
環境保全団体のエコバッグ持ってると
「かっこいい」みたいな。
(ゴーシ先生の価値観だけかもしれませんが)

 

それ、糸島でやろう。

糸島が大好きな
糸島の環境を守りたい人たちで
オリジナルのエコバッグを作り
それを子どもたちに
何らかの形で還元していく。

 

そんなコンセプト。 

 

いとエコprojectが
何のきっかけでスタートし
どうやったら
あんなパワフルなメンバーが集ったのか
もう記憶も定かではないけど。

 

ものすごいメンバーに恵まれ。

 

デザインは
中村ちひろさんに無料でお願い。

(当時のゴーシ先生は本当に何もわかっていませんでした)
 

f:id:kab-log:20200301124951j:plain

f:id:kab-log:20200301125000j:plain

 

朝日新聞の野上さんが
目をつけてくれて
追跡取材してくれていました。

 

f:id:kab-log:20200301130129j:plain

f:id:kab-log:20200301125720j:plain

ゴーシ先生、
本気のファシグラやってる(笑)。

 

f:id:kab-log:20200301125656j:plain

 

f:id:kab-log:20200301131957j:plain

f:id:kab-log:20200301132013j:plain

 

糸島エコバッグは1000枚以上売れ
糸島地域の小学校に
『食卓の向こう側』160冊を寄贈。

 

f:id:kab-log:20200301132049j:plain

 

メンバーも増えていきました。

 

そしていろんなチームができていきました。

まず、バッグを改良し
製作するバッグチーム。

なんと
福祉作業所「工芸会ワークセンター」に
バッグを製作してもらうことを実現。

 

新しい価値を生み出しました。


3つ目の幸せ

 

これを作ってくれたのは
比良松先生。
もともとは、すごく真面目だった
比良松先生。
いろんなprojectに引っ張り込んだために
すっかり不良大学教員になってしまいました。

 

もっと、普及啓発活動を頑張ろうと
フリペチームができ
フリーペーパーを発刊。

 

f:id:kab-log:20200328132254j:plain

 

本を学校に贈っただけでは
意味がないと
読書感想文コンクール・チームが立ち上がり。

 

フリペは数号発刊され
読書感想文コンクールも実施。
いとエコfesも開催され
糸島エコバッグのデザインを
子どもたちから募集したり。

 

そして
いとエコprojectは次のステップへ。

 

当時は
前原、志摩、二丈の合併の真っ最中で
図書館が統合されるのではないかと
囁かれていました。

(結果としては、
 志摩にも二丈にも図書館は残りました)

 

 

とすると、僻地の子どもたちは
本に触れる機会が減る。

じゃぁ、こちらから
出かけていけばいい。

 

当時、九州大学の教授だった
目黒先生に
絵本カーニバル
のノウハウを教えて頂き
「いとエコ 絵本のもりもり」
をスタート。


まずは前原市役所で。

コンセプトは
「日本一子どもが遊びに来る市役所」。

 

f:id:kab-log:20200301140342j:plain

 

6階の市民スペースを
絵本で埋め尽くし
各課には関連する絵本を並べたり。
(納税課には税に関する絵本とか)

 

図書館がなかった
二丈町役場も絵本で埋め尽くしました。

 

f:id:kab-log:20200328132401j:plain

 

だんだん
エスカレートしていき
絵本ライブ
cafe
市長による読み聞かせ。

 

よくやったな(笑)。

 

f:id:kab-log:20200301140950j:plain

f:id:kab-log:20200301144458j:plain

 

理解も深まり
オファーが増え
いろんな公民館で開催。
商業施設でも開催。

 

f:id:kab-log:20200301143542j:plain

f:id:kab-log:20200301144505j:plain

f:id:kab-log:20200301144730j:plain


f:id:kab-log:20200301141233j:plain

f:id:kab-log:20200301141241j:plain

f:id:kab-log:20200301141313j:plain

 

f:id:kab-log:20200301144427j:plain


もう、本当に素晴らしい
時間と空間でした。


支援の輪は広がり
絵本の購入冊数は増え。

 

おとちゃん
とらちゃんは
こんな空間の中で
育ってきました。

 

f:id:kab-log:20200301143508j:plain

f:id:kab-log:20200301141039j:plain

問題は保管場所。

最初は
ある行政施設の一室を
借りて保管していたのですが
いろいろ問題が発生し
(「なぜ、あの市民団体だけ優遇されるんだ」
 とかいうクレームとか)

 


ゴーシ先生の自宅で保管するようになり
ゴーシ先生も忙しくなり
メンバーも忙しくなり
稼働率も悪くなり。。。

 

これは、もったいない。

 

聞けば
学校の図書館は
財政上の問題で
新刊を買うのが
難しいとのこと。



そこで、
いとエコprojectが
所有していた絵本や資材、等々を
すべて糸島市や活用してくれる団体に
寄付することにしました。


で、寄付、受け入れ許可の通知が届きました。

f:id:kab-log:20200301143401j:plain

 

いとエコproject、完結。


書きながら
すごく涙が出ました。

 

終わったこと。
すごい人達が協力してくれていたこと。
今、振り返れば
すごいことを実現できていたこと。
そして、最後まで
みんながゴーシ先生をたててくれて
キレイに収めてくれて。

 

本当にありがとうございます。

 

なんか、読み返すと
33歳のゴーシ先生は
今よりエネルギッシュで魅力的だよね。
あたりまえか(笑)

 

 

 

youtube、チャンネル登録、お願いします

 

ゴーシ先生のonline salon ←クリック

 

不定期8:00に配信、ゴーシ先生のLINE公式↓
友だち追加

この記事に、いいね!
と思った方は是非、読者登録を↓(blogを更新するとお知らせが届きます)