ふと気が付いた。
家にいるときは、
午前中からお酒を飲んでいることもあった。
だけど、病院では全くそんな気にならない。
そこから考えるに、
美味しいからお酒を飲んでる、飲みたい、
というわけじゃないらしい。
寂しいから飲んでる、ヒマだから飲んでる、
いろいろ紛らわすために飲んでる、
というのが本質らしい。
3分がゆの朝食を終え、
9:30、主治医の先生の説明。
まず、貧血時、体が必死に血液を作ろうとして、
鉄分が11しかない。
平常時の下限値が40、
上限値が188なのでめちゃくちゃ低い。
ということで、鉄分の点滴をすることに。
また、以前から悪かった甲状腺の値も悪化してた。
TSHの上限値が4.23なのに20.95。
FT4の下限値が0.9なのに、0.66。
甲状腺が悪いと肝臓の働きも悪くなるらしい。
甘く見てた。
これまでよく頑張ってくれていたこの体。
親からもらったこの体。
これからはもう少し労わろう。
22日の昼食から、5分がゆに。
もう、全然違う。
卵スープに、鶏団子のシチュー、
キャベツのコンソメ煮。
具があるし、
なによりも、
何食べているかわからないペーストではない。
ちゃんとしたものを食べれるって
本当に素晴らしいことなんだ。
目の前のスペースに入ってきた患者さんは、
入院5回目。
常連のようだ。
いつも「あっ、あっ」ってうめいているし、
相当具合が悪そうだ。
トイレに行くのも介助が必要。
この日の午後は、
シーツを替える時間があり、
そのスタッフさん(清掃員)とは顔見知りのよう。
転職したみたいな話から始まって…、
今は、働き方は自由、
「え~いいな~」、
でも、給料は下がったよ、前は役員手当てがあったから、
「すご~い」、
仕事は英語で行っているからね、
忘れないように映画を英語で観たりする、
「字幕消すんですか?」、
当然!
中国人は代替英語が話せるからね、
「そうなんですか~、中国って進んでいる気がする」、
あ~、でも習近平の独裁国家だから…
みたいな感じで、
完全に、キャバクラで女の子を口説くような、
ステータストーク。
年をとっても、病気になっても、
入院してても、
トイレの介助が必要でも、
男は男なんだな。
(ちなみに、このエピソードは
後日、エッセイのネタに)
夕方、悪寒がし体温、計ったら38.3℃。
結局、39.6度まで熱が上がった。
治療前に、体にバイ菌が入ったらいけないと、
抗生物質を点滴。
その点滴を入れてくれたのが、
新人看護師で、なかなか針が入らない。
後ろに先生がいるもんだから、
緊張しまくり。
なかなか針が入らない。
「すいません~」というので、
大丈夫。何度でもやり直したらいい。
時間はいくらでもある。
ただ、気になったのが、
「あ、あれがない」「とってきます」
と右往左往。
見るに見かねて。
ねぇ、トヨタ自動車の「カイゼン」って知ってる?
「知りません」。
そりゃそうだろう。
看護師になるための勉強してきたのだから、
トヨタのカイゼンなんて知らなくて当然。
生産性をあげるために、
徹底的に作業を見直し、
ムダを省いていく手法。
では、この点滴で何がムダかというと、
点滴が入らないのは技術不足だから仕方ない。
で、「あ、あれ忘れた、とってきます」
「先生、これ開けてください」
とかは無駄でしょう?
事前に、必要なものをちゃんと準備しておく。
どこにどれを置けば作業しやすいか、考える。
もっと効率化できないか常に考え、工夫する。
それを今日からやってごらん。
看護師人生が変わるよ。
「ありがとうございます!」
入院しながらコンサル。
(このエピソードも後日、エッセイのネタに)
そのあと、悪寒に震えながら、
意識を失うように就寝。
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