食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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炎上覚悟、滋賀県野洲市いじめ問題

炎上覚悟で書いてみます。

 

news.yahoo.co.jp

  • 「言葉知らんな」などと繰り返し発言し、「スルー(無視)しよう」とも述べた。
  • 同じ学級の児童らも「言葉を知らないくせに」「スルーしよう」などと男性教諭に同調するようになったという。
  • 7月の保護者面談で、男性教諭が男子児童の保護者に対し、「注意欠陥多動性障害ADHD)なので、発達検査を受けるべきだ」などと主張。

確かに、この男性教諭の言動には問題は多々あります。


しかし、連日、topニュースで取り上げ
ニュースのコメンテーターやyahooコメント欄で
国民総リンチにするのはどうかと思います。

そして「正解を示せよ」

 

私も、小学生相手に講演を行いますが
講演の途中に急に立ち上がって走りだそうとしたり
講演を中断するような声をあげたりするような子は
実際に存在しますし
その子の隣には、
必ず先生がついて言動を制止しています。

 

発達障害に理解があるほうだとは思っていますが
やっぱり講演する側としたら
集中力が切れて、
講演しづらくなります。

 

思ったこと、気になったことを
すぐ言葉にしてしまう子はいます。
授業中に
「先生、○○ってどんな意味ですか?」
「○○という言葉がよくわかりません」。

1時間の授業、1日の授業であれば
先生も冷静に対応できるでしょう。
それが毎時間、毎日、毎週続いて
授業が中断され、
予定どおり授業が進まないのだとしたら。

私でも
「お前は、ホント、言葉知らんな…」
的なことを思ったり
呟いたりするかもしれません。

 

それが、さらに続けば
「無視しよう」
とは言わないまでも
「気にせんでいいから、授業進めます」
というようはことを言うかもしれません。
言わなかったとしても
心の中でそう思うでしょう。

 

心の中で
「○○君は発達障害っぽいから
 仕方ない」
と自分に言い聞かせるでしょう。

 

さらに。

 

親は子どもの学校での様子がよくわからないから
親と教師の連携が求められていて
学校での様子や先生が気になったことを
伝えることは悪いことではありません。

 

男性教諭本人が認めているように
「 発達障がいの専門家でもないのに、
 安易に受診を勧め申し訳ない」
と、断定したのは問題です。

 

だけど、(繰り返しますが)
学校での様子や先生が気になったことを
伝えることは悪いことではありません。

 

では、
「授業中、落ち着きがなくて
 授業がたびたび中断するんです」
と言えばよいのか。。。

 

じゃぁ、単なる言い方の問題なの?

 

では、その子の個性だから
多様性を認めなければ
と思い、質問をすべて受け止め
授業が滞ってもいいのか、
気になったことも親に伝えなくてよいのか
むしろ、
教師として気にもしなくてよいのか。

 

でも、そうすると
同じクラスの子どもの
学ぶ権利を奪うことになります。

 

その積み重ねで
もし、同じクラスの子が
「○○君のせいで授業が進まない」
「○○君なんかいなくなればいいのに」
なんて思い始めたら
それこそ最悪の教育です。

いじめは絶対にダメで
教師が主導するなんてもってのほかです。

 

だからこそ、
正解を示してほしい。
自分が同じ立場だったらどうするか
ちゃんと示してほしい。

 

言うのは簡単。
部外者として物知り顔でコメントするのは簡単です。

 

 

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