食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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ネーミングの心得

身の丈起業塾をやっていると
必ず直面するのが
ネーミング問題。

 

ママたちは
自分の屋号を
フランス語や
イタリア語や
スペイン語だったり
造語をアルファベット表記したりします。

 

読めないし、覚えられないし、意味わからない(涙)。

 

 

ネーミングの基本は
①読み間違えないこと
②覚えやすいこと
③名は体を表すこと。

 

先日、「〇〇〇〇・プチ・マルシェ」をやっている方の
コンサルティングをしました。
内容を聞いていると
予約が必要で
広報してはいますが
30人とか来られたら、対応できないとのこと。

それ、、、
マルシェじゃないじゃん
なんで、それがマルシェなの?
と指摘したら


「みんな、そんな感じで
 マルシェやってて流行ってるから
 いいかな~って思って」

 

・・・。

 

マルシェって
「市場」のフランス語だから
誰でも
いつでも
自由に
ウェルカムのニュアンスがあります。

 

もし、そんな「マルシェ」と思って
わざわざ行って
予約していなくて
定員オーバーで
追い返されたら
その人は絶対に来なくなります。

さらに言えば、悪評が立ちます。

 

 

だから、もっと的確なネーミングしたほうがいいです。

 

 

 

別のケース。

経理代行業」を立ち上げた生徒さんから
屋号のアイデアを求められました。

瞬間的に
「Hatalaku」という
屋号を思いつき、提案しました。
「働く」とは
「傍を楽にする」こと。
だから、経理代行業には
ピッタリです。
その場は、大感動。

 

それから、1ヶ月たって
結局、彼女は、それに幸運を加えたいと
「Hata Luck」にするようです。

 

 

ネーミングがいかに大事かという事例。

あるお店で
「牛タンのローストビーフ」(1480円)を
注文しました。

 

そして
出てきたのは
コレでした。

 

f:id:kab-log:20190619214220j:plain

(一列、食べてしまっています)

 

美味しいです。

 

でも、二度と頼みません。

期待はずれだったからです。

 

 

下手したら
もう二度と、この店
来ないかもしれない。

 

 

 

ローストビーフと言うと
グレービーソースを思い浮かべます。

 

こんな感じ。

f:id:kab-log:20190621071811j:plain


それが食べたくて注文したのに
出てきたのはコレ。

 

f:id:kab-log:20190619214220j:plain

 

「期待とちがった、、、」
となるわけです。

 

キンコン西野さんも言っていますが
人は確認作業にお金を払う。
言い方を変えば
未知のものにはお金は払えない。

とすれば
ネーミングは
名は体を表すものでなければならない。

なぜなら
そのネーミングで
人は期待し
それを確認するために
注文し、お金を払うから。

 

だから
ネーミングは
そこを真剣に考えないといけないです。

 

例えば、この料理。

「ロースト牛タンのネギ塩レモン仕立て」
と言えば、納得感が出るはず。

その味が、期待値を上回れば
リピーターにつながる。

 

ネーミングってすごく大事なのです。

 

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