違いがわかる男は素晴らしいけど
当時は違いがわかりづらかった
という話。
「特に調査報告書に記載のメディアの沈黙などについて、なぜ当時、報じなかったのか、当時の報道局のスタッフに聞き取り調査を行った」と、社内でヒアリングを行ったことを報告。
その結果、「芸能関係報道の民事裁判は日頃からニュースにしていなかったことから、人権侵害に当たるとは気付かなかった」という。「当時、私も仕事をしていたが、このような重大な人権侵害とは気がつかなかった」と私見を述べ、「性被害への意識が著しく低かったと反省しています」と謝罪した。
そんな言い訳、まかりとおるか!
と思ったけど
調べてみると
1999年 『週刊文春』が喜多川氏によるセクハラ加害の実態をシリーズで報道
1999年11月 にジャニーズ事務所と喜多川氏個人が文春を名誉毀損で提訴
2002年 地裁判決:文春全面敗訴
2003年 高裁判決:文春側が一部勝訴
2004年 最高裁:ジャニー氏らの上告を棄却、高裁判決が確定
1999年と言えば
ゴーシ先生、大学院生の26歳。
2004年でも31歳。
自分の身近な事件で考えると
福岡海の中道大橋飲酒運転事故が2006年。
許されることではないけれど
それまでは結構、飲酒運転に対しても
社会的に寛容だったと思う。
タバコにしてもそうで
JAL(日本航空)が国内線を全席禁煙にしたのが
1998年。
ゴーシ先生も被害を被った?
大分県教員採用試験汚職問題が発覚したのが
2008年。
社会全体が
ルーズでドロドロでズブズブだったのだ。
みんなとはいえないけれど
飲酒運転してて、
飛行機の中でタバコ吸ってて
賄賂みたいなものがまかり通ってて
その中で、「ジャニーズは人権侵害だ!」
なんて意識の高い人、いると思う?
なぜ、文春で報じられているのに
当時、テレビはニュースで取り扱わなかったのか!
と今更糾弾されても
社長の言うとおり
「芸能関係報道の民事裁判は日頃からニュースにしていなかった」
「人権侵害に当たるとは気付かなかった」
ということだと思う。
芸能コーナーにしても
ジャイアント馬場が亡くなったり
沖田裕之が自殺したり
石原慎太郎が東京都知事に当選したり
森高千里と江口洋介が結婚したり
GLAYが国内史上最大(20万人)のライブを開催したり
槇原敬之を覚醒剤取締法違反で逮捕されたり
アニメONE PIECEが放送開始されたり
日本シリーズでダイエーが35年ぶりに日本一になったり
横山ノック大阪府知事が強制わいせつ容疑で起訴されたり
いろいろ取り上げなければならない
芸能ニュースがたくさんあったのだ。
ちなみに当時のヒット曲は
1位『Winter,again』GLAY
2位『LOVEマシーン』モーニング娘。
3位『BE TOGETHER』鈴木あみ。
つまり、過去のことを批判するのは
めちゃくちゃ簡単なのだ。
事実はゆるぎないから。
問題は、ではその批判する人は
当時、何をしていたのかということ。
そのテレビから流れる
ダイエー日本一に熱狂していたかもしれないし
そのテレビを見ながら
『LOVE マシーン』を一緒に踊っていたかもしれない。
今、批判の的となっているテレビに
その人も当時は踊らされてたし
今、それを詳らかにするネットニュースに
私たちはまた踊らされている。
後だしじゃんけんで
弾丸の当たらないところから
簡単に人を批判するような大人にはなりたくない。
もう、49歳だけど。
できるだけ、冷静に、公平に、多角的に。
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