何をいまさら…
という気もするが
自分のためにもmemo。
<ポイント>
- 和歌山市で市教育委員から「牛乳の提供回数を減らしては?」との提案。
- 以前、新潟県三条市では「米飯と牛乳の相性」を理由に一時、牛乳が給食のメニューから外された。
- 牛乳は1リットルのパックが2022年10月の212円から11月には235円に高騰。2023年8月には、さらに10円上がり245円。
- 和歌山市は食材費の値上げを受け、2023年2学期から給食費に1人1食30円を公費で上乗せ。
- 牛乳の価格は1パック70円で、1人当たりの給食費282円の約25%を占めている。
- 昭和29年施行の学校給食法で「給食内容は、パン(これに準ずる小麦粉食品等を含む)、牛乳およびおかずとする」などと定められている。
- 文科省によると、学校給食摂取基準では、給食1回でのカルシウム摂取基準値を小学校低学年で300ミリグラム、中学校で450ミリグラムと設定。カルシウムは家庭の食事で不足しているとし、給食で1日に必要な量の50%を提供することにしている。
地場産給食の研究をしていた20年以上前から
「牛乳を止めそのお金で、地域の有機野菜・米を購入し
学校給食に使う」
というアイデアを提案してきた。
そうすれば、新規就農した有機農家の販売策も確保できる。
当然、子どもたちの健康にも、環境にもいい。
↑これは地場産率と言っても県産。
私たちがやろうとしていたのは市町村単位。
だから、上記ニュースは
何をいまさらと言う感じ。
単なるお金の問題で「学校給食牛乳不要」とか。
これまで必要と言ってきたんだったら
高くてもやれ。
必要ないんだったら20年前にやめとけ。
で、当時、止めれなかった理由の一つとして、
上記、学校給食法や学校給食摂取基準(カルシウム問題)
が立ちはだかるわけだ。
一方で、
日本人は牛乳からカルシウムを摂取できないという説があったり
吸収できたとしても、
- 牛乳を飲むと血中のカルシウム濃度は確かに急激に上がり、人間は、血液中にカルシウムが11㎎/cc以上になると拒絶反応を起こす。体は増えすぎたカルシウム濃度を下げるため、まずはカルシウムを排泄する。しかも、その際、他のミネラル成分も一緒に。
- これを裏付けるのが、2001年にハーバード大学から発表された「牛乳を飲むと骨粗鬆症になる」という論文。7万2千人を8年間にわたり追跡調査して得た、膨大なデータに基づいたもの。世界一の牛乳消費国、アメリカに骨粗鬆症の患者が増大している。
という説もある。
これはカルシウム摂取量だけど
牛乳摂取量とニアリーイコールだ。
では
日本の女性の大腿骨骨折率(10万対)は39.7、
女性の平均値は 508mg/日。
これを上記図に組み込むと…
牛乳(カルシウム)をたくさん摂取している欧米諸国のほうが
骨粗鬆症発症率が高いことがわかる。
これは統計的事実。
酪農業は大事だし、酪農家の友達もいるけど
こうして学校給食という牛乳の消費先を
法律等で確保してあげている
というのも昭和的で、市場原理をゆがめているのではないか。
ま、いずれにせよ
私は、数十年間牛乳を飲んでないけれど
(嫌いなわけではないが、買って飲むほどのものでもない)
それに関する健康に問題はない。
その分、イリコや海藻を食べたい。
日本は海に囲まれて生きてきたのだから。
ちなみに、近代酪農が開始されたのが江戸時代
庶民に牛乳飲用が広がったのが明治時代。
では、明治になって牛乳を飲み始めて
骨粗鬆症が劇的に改善されたかというと
そんなことはない。
江戸時代に骨粗鬆症はなかった。
なぜなら江戸時代の平均寿命は50歳前後だったから。
骨粗鬆症になる前に死んでいた(笑)
はてなblogランキング、参加しています
さて、今日は何位かな?↓
↑youtube、チャンネル登録、お願いします
不定期8:00に配信、ゴーシ先生のLINE公式↓
この記事に、いいね!
と思った方は是非、読者登録を↓(blogを更新するとお知らせが届きます)