作家。食育研究家。九州大学大学院農学研究院助教/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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人生は出会い③-椿原さん、四季菜館、山村塾から学んだこと-

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 黒木町(現、八女市)の椿原寿之さん、まり子さんは、有機農業を営みながら、農業体験交流施設『四季菜館』を建て、そして『山村塾』を設立し、農村住民と都市住民が協力して棚田や里山保全活動を行っています。

 私が、はじめて四季菜館を訪れたのは、1997年、24歳の頃。ある先生の現地調査のドライバーとしてでした。その日は、猛烈な台風の直後で風倒木だらけ。その片付けをお手伝いすることになったのですが、寿之さんはいきなりチェーンソーを私に渡して「これ、切って」と倒れた大木を指さしました。

 「やったことないんですけど」「やったらできるよ。若いんやけん何でもやらにゃ」「免許とかいらないんですか?」「いらんよ~(笑)」。

 『この人は本物だ!』と瞬間的に思いました。そして、その日の夕食時に、「いろいろと勉強させてください」とお願いしました。すると、11月にある収穫祭をスタッフとして運営してほしいとのこと。そのためには、様々なことを熟知しなければならないので、毎週末、来るようにとのこと。

 週末農家修行が始まりました。金曜日の夕方、福岡市を出発し四季菜館へ。まず、夕ご飯を食べさせてもらいます。この御飯が、とてつもなく美味しい。翌日、土曜日は、6:00前に起きて農作業。朝ご飯を食べ農作業。昼ご飯を食べ、少し昼寝。それからあたりが見えなくなるまで農作業。夕ご飯を食べ一緒にお酒を飲みながら、いろんなことをいっぱい教えてもらいます。日曜日も同様。
 月曜日の朝5時に起きて、高速を飛ばし、大学に戻ってくる、そして金曜日に再び…。


 落ちこぼれていた私に居場所が見つかりました。

 いろんな経験をさせていただきました。田植え、稲刈り、茶つみ、野菜の栽培や収穫、堆肥の切り返し、合鴨さばき、枝打ち、間伐、炭焼き、左義長、等々。草刈り機、チェーンソー、トラクター、田植機、コンバイン、いろいろな農業機械を扱えるようになり、自信がつきました。

 

 

四季菜館に行けば、スタッフとしてみんなが頼りにしてくれます。なにか自分にできることはないかと、ホームページやニュースレターを勝手に作ればすごく感謝されたり。オリジナルの曲を作って、歌えば、みんなが輪になって踊ってくれたり。

 


 椿原さん、四季菜館、山村塾では、大学では学べないことをたくさん教えて頂きました。働く意味とか、人生の喜びとか、環境へのまなざしとか、地域の大切さとか、家族のこととか。本当に大切なことばかりでした。ちなみに私がはじめて書いた小説『自炊男子』は、その教えや学びが基になっています。

 

 


 椿原さん、四季菜館、山村塾は、当時の私にとって本当に居場所であり、心の拠り所でした。すべての出会いが「あの出会いがなければ今の自分はない」なのですが、当時の私にとって椿原さん、四季菜館、山村塾がなければ、廃人になるか、死んでいたかもしれません。

 


つづく↓


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