今日は
仕事の一環(大木町の地域資源の発掘)として
「さるこいフェスタ」に参加しました。
農村を7~8km歩く
というイベントです。
しかも、
「うわ~こんな光景見たことない!」
「自撮り!自撮り!!」
「写メ!写メ!!」
というような
一面コスモス畑とか
一面ひまわり畑なんて感じではなく
ふつ~の
じみ~な農村の農道(笑)。
でも、ポイントポイントで
「川まつり」の飾りがあったり
古い農機具が展示されていたり
無病息災を祈って獅子舞で噛んでくれたり
やぶれまんじゅうがふるまわれたり
(有料だけど2個50円という価格設定)
ぜんざいがふるまわれたり
(有料だけど1杯50円という価格設定)
じいちゃんたちがコマの回し方を教えてくれたり
ゴーシ先生のような
農業・農村好きにとってはツボ。
さらに感激したのが
ルート上の家の子どもたちが
玄関に
「楽しんでください」
とメッセージを書いていてくれたり
絵を描いていてくれていたり
かぼちゃの飾りつけをしてくれていたり。
なんか、じんわり
目頭が熱くなりました。
そして、曲がり角のたびに
ボランティアのおじいちゃんたちが立ってくれていて
「おはようございます!」
「おきをつけて!」
「いってらっしゃい!」
って声をかけてくれます。
当然ですけど
「おはようございます!」
ってこちらから
大きな声で挨拶するようにしました。
この数年で
こんなに大きな声で
気持ちよく何度も挨拶したのは
今日がBESTかも。
歩きながら
感動しながら
いろんなことを
考えさせられました。
ここからビジネス論につなげていくのが
ゴーシ先生のスゴイところ(笑)。
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グロービズの堀さんによれば
小さな売り上げ、小さな利潤を積み上げていく
ビジネスモデルは堅固
らしい。
そんな手間のかかること
大手は参入しないから。
その典型的なのは宅急便。
運送料は一箱1000円とか。
利潤もわずか。
でも、それを積み上げて
システム化すれば
売り上げが上がり
コストが削減され
堅固なビジネスになる。
そうですよね。
実際、宅急便業界に
参入する企業なんて
ないですよね。
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逆に、愚直な規模の力で
イノベーションは起こせることもあります。
例えば、「アルファ碁」。
Google傘下のDeepmind社が開発した囲碁のAI、
「AlphaGo」(アルファ碁)。
2016年3月に「囲碁界の魔王」「歴代最強の棋士」
とも評される
イ・セドル九段と五番勝負を戦い、
「Alpha碁」が4勝1敗で圧勝。
ある記事によると
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囲碁は打ち手のパターンが10の360乗通り、
あるいは400乗通り存在するといわれている。
宇宙に存在する原子の数が
10の79乗~81乗と推定されているので、
この数字の大きさがどれほどのものか想像もつかない。
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だから囲碁がAIにとっての
グランドチャレンジであり、
10年の歳月がかかるはずだと言われていました。
でも、Googleが
あっさりとやってのけました。
じゃぁ、Googleが
すごいプログラムを開発したかというとそうではなく
『ホリエモン×ひろゆき』
によれば、
すごい性能のPCをいっぱいつないで
計算力を増しただけ。
つまり資金力があれば
イノベーションを起こせる。
何が言いたいかというと
1万本のヒマワリは
100万本のヒマワリに負けます。
1haのコスモスは
100haのコスモスに負けます。
逆に資金があれば
1000万本のヒマワリを植え
1000haのコスモスを植えれば
イノベーションを起こせて
日本中、世界中から
人がやってくるかもしれません。
でも、各地域がそれをやれば
絶対に疲れちゃうし
お金のない地域は勝てません。
だけど
小さな笑顔を積み上げてみる。
小さなあいさつを積み上げてみる。
小さなお饅頭を
小さなおにぎりを
小さなぜんざいを
子どもたちのメッセージを積み上げてみる。
その地域にしかない
川祭りをみせ
獅子舞で赤ちゃんの頭をかみ
農具や技術や伝統を
積み上げてみる。
そうすれば
お金がかからず
リピーターが増え
持続的な
堅固な地域づくりが
絶対にできる。
いろんな地域を見て
田舎に住んでいるゴーシ先生が
大木町さるこいフェスタに参加し
「来年、子どもたち、連れてこようかな」
と思ったほどですから。
ただし!
田舎では100の笑顔と
100の挨拶を集めることが難しい!!
これが地域活性化のむつかしさです。
ちなみに
これ↓は「さるこいフェスタ」で実演されていた縄ない機。
感動しました。
福吉にないかな?
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