食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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10/1の挑戦?

10/1です。

 

一日blog一記事を 
マストにしているのですが
新井紀子先生の講演記録記事が
長すぎて、どんどん空白期間が長くなっているので
ライトな徒然を。

 

 

ゴーシ先生は
「人生は、挑戦と成長!」
とか言いながら
「やらないと決めたことは絶対にやらない」
と頑固だったりするので
そのバランスをとるのが
自分でも難しいです。

 

でも、今日は10/1。

消費税が8%から10%にupする
一つの節目。

そして、日本のキャッシュレス社会への
本当の第一歩。

 

ただ、政府のやり方や
ほにゃららペイの乱立は
本当に非効率的で、非合理的。

 

交通系SUICA)に一本化するのが
 絶対に合理的」
と思っていたので
「絶対に、ほにゃららペイなんか使わない!」
と決めていました。

 

むしろ、これまで
ずっとモバイルSUICA一本でやってきました。

 

しかし、
交通系が使えない店もあります。

 

また、いろいろと話を聞くと
やっぱりpaypayのキャッシュバックは
魅力的。

 

ということで、あっさりと
paypay
はじめました。

 

それから、もう一つ。

 

「ゴーシ先生は、ロックンローラーだから
 若い子が聞くような
 流行りの音楽は聞かない!」
と思っていましたが、
車内で見るDVDにあきてきて…

 


つい、ポチッ…

 

f:id:kab-log:20191001125417j:plain


ゴーシ先生
ワンオク、はじめました(笑)

 

ノリはいいし
演奏もうまいし、
とくにこのDVDは
オーケストラとの共演がものすごい。
(だから、買ったのですが)
しかし、
全部、同じ曲に聞こえるのは
もう、お年寄りな証拠です。

 

 

 

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大阪大人塾

30日(月)は、
始発の新幹線にのり大阪へ。

 

大阪大人塾。

午前は、「コーチング力」。

午後は、「発想力」。

 

f:id:kab-log:20190930103443j:plain

盛り上がりましたし
大変に喜んで頂きました。

 

正直、
交通費を考えると
お金的には儲からないんだけれど
価値を認めてくれて
喜んでくれて
時間があいていれば
お伺いします。

 

 

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新井紀子先生、講演記録⑤-AIに常識は教えられない-

最も躓いたのが英語です。

AIに文法を教えようとしても
ことごとく失敗してきました。

そこで
全く別な解答方法をとらせることにしました。

 

例えば、以下のような
並べ替え問題。

f:id:kab-log:20190930231217j:plain

ちなみに正解は
complex to solve for me with

 

6単語の並べ替えですから
6×5×4×3×2×1=720

 

と720の解答パターンができます。

その上で、AIに150億の英文を
ディープラーニングさせたうえで
検索させ
最も当てはまりがいいものを答えとするわけです。

f:id:kab-log:20190930231723j:plain

 

問題は
長文問題や会話問題。

英語のテストでAIがする
典型的な間違いの例です。

 

2人の会話の穴埋め問題です。

f:id:kab-log:20190930233148j:plain

 

日本語に訳すとこんな感じ。

 

A君:本屋はもうすぐだよ。あと少し歩くだけ。

B君:待って、( ___ )。

A君:ありがとう、いつもなんだ。

B君:5分前にも靴、結んでたよね?

A君:うん。でも、こんどはもっとしっかりと結ぶよ。

 

さぁ、(___)に当てはまるのは何でしょう?

 

【選択肢】
①だいぶ歩いたね。
②もうすぐだね。
③高そうな靴だね。
④靴紐がほどけてるよ。

 

当然、正解は④。

 

でも、AIは②を選んだのです。

 

なぜか。

 

AIは、
人は歩くときに靴を履いているということ
を知りません。
その靴には紐靴があるということ
を知りません。
その紐はたまにほどけるということ
を知りません。
靴紐がほどけたら、また結ばなければならないということ
を知りません。

 

つまり、AIには常識がありません。

常識はウィキペディアに書いていないので
検索できないのです。

 

AIに常識を教えようとして
ことごとく失敗しました。

 

AIは
「人が、寝てるときには
 立ってない」
ということさえわかっていない。

 

AIはそんなものです。

でも、子どもたちが
AI読み、AI解きしていたら
AIには絶対にかなわないでしょう。

 

で、②を読み直しましょう。

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新井紀子先生、講演記録④-そもそもAIとは…-

私達、人は
「犬」と「猫」を簡単に見分けることができます。

 

ではどうやって見分けているでしょう?
「耳の形?」
「目の形?」
「これまでずっと見てきたから?」

 

でも、
いろんな耳や目の形の犬や猫もいて
見たこともないような犬や猫だって
パッと見て
犬か猫か見分けることができます。

 

人間は
「パッと見る」ことができます。

 

しかし、AIはパッと見ることができません。

デジタルは0、1で表現されています。
その膨大な0、1データの中から
犬の特徴、猫の特徴を
見いださなければなりません。

 

2000年までAIに
犬と猫を見分けさせるのは不可能と言われてきました。
しかし、郵便番号を認識する技術の開発に成功し
現在の画像認識が可能になりました。

例えば
トイプードルとフライドチキンの画像を
膨大に読み込ませていきます。
すると、トイプードルと
フライドチキンをうまく分けられる
「線」が見つかります。

 

f:id:kab-log:20190930125847j:plain

 

そこに意味は考えません。
正しさも保証しません。
でも、結構正しい。
これがAIです。

 

数学は、論理、確率、統計の3つからできていて
AIは確率と統計を使ったもの。
AIはたくさんのデータを持っていて
そこから
なんとなく答えが出せる。
これがAIです。

 

AIは読まないで答えを出します。
キーワードに重みをつけて
検索します。

 

 

東ロボくんは
東大の2次試験を想定した論述式の模試では、
理系数学の偏差値が76.2と好成績をあげるようになりました。

東大の2次試験では
600語の小論文を書く必要があります。
『17世紀の東アジアと東南アジアにおける
 海上貿易の盛衰について600語で述べよ・・・』

東ロボくんには手がないので
記述することができません。
そこで、DENSO
東ロボくんの導き出した答えを
書くというロボットを開発しました。

 

上記問題については
検索した結果を
歴史順に並べて
書いてみたという程度です。


それでも偏差値は52となりました。


【ロボットは東大に入れるか】東ロボ手くん報告会 / DENSO Robot "Torobo-te-kun" Debuts!

 

 

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新井紀子先生、講演記録③-AI読みしている子どもたち-

リーディングスキルテストで有名な問題。

f:id:kab-log:20190930060322p:plain

 

正解は、当然…

 

 

②です。

 

 

メジャーリーグの選手のうち28%はアメリカ以外の出身の選手」
ということは
「72%はアメリカ出身の選手」
なので、②一択です。

 

しかし、子どもたちの正解率は激低。

f:id:kab-log:20190930061001p:plain


間違った子どもたちは④を選ぶのだそうです。

なぜか。

 

「28」「アメリカ」「ドミニカ」「35」
というキーワードから
答えを探すらしいのです。

 

ただ、この問題は
大人でも難しいと感じる人もいます。

 

次の問題。

f:id:kab-log:20190930061326p:plain

正解は…

 

当然、①です。

しかし、子どもたちの正答率は…

f:id:kab-log:20190930062214p:plain

 

で、これ、
前掲の「オセアニア問題」より
正答率が悪かった。

 

子どもたちは
どう答えていたかと言うと

f:id:kab-log:20190930063858j:plain

 

新井先生は、その理由がわからなかったらしいです。

 

間違った子どもたちは
なぜ④(D)を選ぶのか。

 

それは、子どもたちの
視線を観測する装置をつけて
その理由が分かったそうです。

 

間違った子どもたちは
まず
「Alexandraの愛称は(   )である。」
という問題を見て
キーワードを拾います。

 

キーワードは
「Alexandra」「愛称」
です。

 

その上で
「Alexは男性にも女性にも使われる名前で、女性の名Alexandraの愛称であるが、男性の名Alexanderの愛称でもある。」
の中からキーワードを探します。

 

すると
「Alexandra」「愛称」
の近くに
「女性」があるので
「女性」と答えてしまうらしいのです。

 

つまり
キーワードを探して
検索している。

 

問題を読んでない。
「こーゆーときはこーやったら
 正解になる確率が高いよね」
というパターンで問いている。

 

まさにAI読み。

 

こんな子どもたちは
絶対にAIに勝てない。

 

 

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新井紀子先生、講演記録②-読解力がないと自学ができない-

リーディングスキルテスト
とは…

例えば…

f:id:kab-log:20190929145613j:plain

リーディングスキルテストの特徴は
「答えが書いてあること」。

つまり、知識や技能がなくても解ける。

単純に、読解力が問われます。

 

さて、このリーディングスキルテスト。

高校の偏差値との相関係数は0.85。

つまり、どこの高校に入れるかは
ほぼ「読解力」で決まるということ。

 

また、新井先生によれば
机に向かう時間と
読解力はあまり関係がないそうです。
(上述のように、読解力≒学力、成績、偏差値)

 

なぜなら
読解力がないと
自学ができない。

 

どういうことかというと
自分が書いた文章と
正解の文章を比べあわせても
読めないので
何が間違っているかわからない。

 

だから、そういう子は
自分の書いた答えを
すぐに全て消し
正解を丸写しするのだそうです。

 

だから
いくら机に向かっていても
伸びない。

 

自分の答えを修正して
正解に近づけていく力を持っている力が重要。
そんな子のほうが
伸びるのだそうです。

 

読む力、重要。

 

読む力がないと、教科書が読めません。
読む力がないと、自学ができません。
自学ができないと、塾に行かなければなりません。
結局、勉強の仕方がわかりません。
勉強しなければ、技能が身につきません。
これから先、AIに職を奪わます。
でも、新しい職種に移動できません。

 

基礎的読解力が
本当に大事。

 

中学校を卒業するまでに
中学校の教科書を読めるようにすることが
公教育の最重要課題。

 

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新井紀子先生、講演記録①-読書量じゃないの!?-

27日(金)は
エルガーラホール
ベストセラー『ai vs. 教科書が読めない子どもたち』

f:id:kab-log:20190929134449j:plain



新井紀子先生講演会に参加。

 

声がイメージ以上に高いのは
予想とは違ったけど
ネタは作り込まれているし
笑いはとるし
参加型も作るし
辛口だし
面白かったです。

 

まず、印象に残ったのは
質疑応答。

 

ある参加者がこんな質問をしました。

「ウチの子どもはゲームばかりして
 困っているんです。
 先生はゲームについてどのようにお考えですか?」

 

まぁ、この会場で
よくそんな質問できるな
と思うほどの質問。

 

ゴーシ先生なら
「捨てればいい」
で、終わり。

 

でも、新井先生は違いました。

 

ゲーム依存はWHOで
国際疾病として正式に認定しています。

タバコやアルコールや薬物と
同じくらい、やめるのが難しいのです。

本人がやめたいと思っていても
やめれなくなります。

そのことを、まず、子どもに伝えましょう。
「お母さんはあなたにそんな病気になってほしくはない」
と。

その上で、具体的には
まず、ゲームができないような時間を作ります。
例えば、体を使う習い事をさせるとか。
また、寝る時間を決め
親がゲームを管理する時間を決めましょう。
○時以降はゲームは
子どもが絶対に扱えないように、親が管理する。


完全にゼロにすると
「反動」がくることも報告されています。

 

さすが、科学者!
(いや、一応、ゴーシ先生も科学者なんですけど…)

 

次の質問は、秀逸でした。

「読解力の重要性はわかりました。
 そのためには読書量が必要だと思うのですが
 その点についてはどうでしょう?」

 

新井先生の答えは
予想外でした。

 

私も、読書が好きなので
読書量と読解力とは関係があるだろうと思い
かなり細かい調査をしました。

結果として、影響がはっきりでませんでした。

同じ読書をしていても
読み方が違うわけです。

「同じような内容、文体のラノベを中毒的に読んでいる」子
「違うタイプのものをゆっくりでもしっかり読んでいる」子。

同じ読書好きでも
読解力は異なってくるのでしょう。

これは、机に向かう時間の長さと
学力との関係に相関がないということと
同じです。

 

 

これまで語彙力セミナーで
読書の重要性を訴えていた

ゴーシ先生、ショック!

 

 

しかし、
わかりました。

 

新井先生が、講演の後半部分で言っていたのは
「以外の」「ではなく」「のうちに」
という構造を表す関係詞の重要性。

 

ゴーシ先生は
これまで
学力≒言語能力≒語彙力→読書
と語ってきました。

それ間違いじゃないです。

 

でも、
厳密に言うと
学力≒言語能力≒読解能力≒語彙力+「構造を表す関係詞」→読書の質と量

ということになるのでしょう。

 

次からの
ゴーシ先生の語彙力セミナーは
ものスゴイ、クオリティになりますよ! 

 

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