食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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田舎でのお金にまつわるetc.

22日(木)は17:00から
福井白山神社宮司の就任奉告祭についての
各氏子会長等による打ち合わせ。

 

簡単に言えば
必要な費用、百何十万円を
どう確保するか。

 

提案としては
氏子一戸あたり3000円寄付してほしいとのこと。

私が氏子会長を務める大入白山神社からの意見。
①今年度寄付を集めて本殿改修しているので
 1年間に2度の寄付は無理。
②年金暮らしの高齢者が多いので3000円は負担が大きい。
③予定になかった事業なので総会にかける必要がある。

 

まず、支出を見直しましょう。
ということで
「これは削れませんか?」
とかやっていたら
「ほかの神社がどうやってきたか
 兼ね合いがある」
とか。

 

(…ほかの神社がどうとか
 どーでもいー)

 

まぁ、お気持ちは分かりますが
ない袖は振れませんよ(涙)

 

結論としては
支出項目を見直し3000円を2000円に。
4月の総会、6月の徴収まで入金を待ってもらう。
万一、負担金が足りなかった場合は
佐藤提案の「お初穂」等との相殺制度を検討してもらう。

ということで、
なんとか合意形成。

 

「神社は氏子が支えて当然」
という古い価値観をアップデートしていくのは
なかなかたいへん。

だけど
区長として区民の生活も守らなければならない。

 

というのは、こんな話があったからだ。

 

先日、コミセンで話をしていたら
交通安全協会の謝礼の話になった。

文化祭などの校区行事の際には
交通安全協会に駐車場誘導などをお願いする。
それに出役すると「謝礼」がもらえるとのこと。
交通安全週間の登校見守りにも謝礼が出るとのこと。

「私、PTA役員として、区長として
 4年間毎日やってますけどゼロですよ」
と言うと
交通安全協会に入りない!」
って(笑)


そのつづき。
「1000円ももらえるとバイ。
 1時間弱、朝、立っているだけで。
 福吉で時給1000円もらおうと思ったら
 そんな仕事なかなかなかよ」

 

これが、田舎の経済の実態。
田舎で暮らす高齢者、退職したものにとっては
1000円というお金は貴重なのだ。

そう考えると
「神社は氏子が支えるもの
 奉告祭、はい、寄付3000円」
というのがいかに乱暴かがわかる。

 

そういう意味では
校区社協の支出の在り方には
ずっと問題を感じている。
例えば、視察研修などに行くと
昼食代1000円を徴収されるが
出てくるのは2000円以上の豪華なランチ。
残金は
校区社協の予算から賄われているはず。
その問題は、ずっと感じていて
先日も「ささえあい会議」なるものが
食事付きで開催されたいのだけれど
自分はその恩恵にあやかりたくないので
(批判できなくなるので)
あえて欠席。

田舎にいて
行政区長や氏子会長をしていると
お金のリアルがいろいろ見えてくる。

 

同じ1000円だけど
重い重い1000円もあるし
公費なのに、自分のお財布のように
軽く支出される1000円もある。

 

 

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