今日(1/27)は、
福岡県産業資源循環協会主催の
『環境セミナー』
に参加。
目的は、
株式会社ナカダイホールディングス、代表取締役の
中台澄之さんに再会すること。
諸事情あって
中座しなければならなくなったけど
前半戦の講演も死ぬほど面白かった。
講師は
カサのシェアリングサービス
『アイカサ』を展開する
株式会社 Nature Innovation Grope 代表取締役の
丸川照司さん。
94年生まれの28歳。
若っ!
最初は、
直感的にカサのシェアリングなんて
上手くいくはずないと思っていました。
だって、カサなんて、
どこでも安く買えるからです。
しかし、聞けば聞くほど
すげ~なっ!
【すごいと思ったポイント①】
シェアリングに適するのは
車や土地、家、等々、値段が高いもの
という先入観がありました。
それをコンビニで数百円で買えるカサでシェアリングする。
そこにブレイクスルーポイントがあり
ブレイクスルーしてしまえば
ブルーオーシャン。
しかも、単に
「使い捨て傘を0へ」
という環境視点だけからの発想ではなく
「雨の日を快適にハッピーに」
というユーザー価値の提供も明確。
【すごいと思ったポイント②】
それを可能にしているのは
ITを活かしたメンテナンス・オペレーション。
アプリ、QRコード、ICチップ、等々を活用し
会員登録、決済、カサの把握、等々を可能にしている。
数百円で買えるカサのために
アプリ作ったり、QRコード、ICチップ埋め込んだり。
その発想がマジでスゴイ。
その結果、「無人運営」「安い」「どこでも設置可」
というモデルが可能に。
ちなみに、使い方(福岡の場合)としては
①アプリをダウンロード、ログイン
③『アイカサを借りる』を選択
④借りたい傘の持ち手部分に表示されているQRをスキャン
⑤傘の暗証番号3桁が届くので、そちらを合わせていただくと鍵が開く。
返却の仕方。
①アプリにログイン
②『アイカサを返す』を選択
③アイカサスポットに表示されているQRをスキャン
④傘を傘立てにかけて返却
自分のためにまとめておくと…
【カサの実情】
・日本のビニール傘の消費量:8000万本/年
・一人当たりの消費量:3.3本/年・人(世界一位、世界平均は2.4本)
・輸入量は多くなり、一本当たりの単価は低下↓
【背景】
・日本は電車文化。車を使ったdoor to door文化ではない。だからカサが必要。
・雨が多い(110日/年)。
・傘は持ち歩くのが手間。
【結果】
・一雨降ると、50万本が購入されると言われている。
【すごいと思ったポイント③】
「1資源当たりの提供価値の大きさ」
という概念を提唱していること。
例えば、使い捨てのビニール傘なら
450gくらいのカサを600円*10回=6000円/一カサ資源
シェアリングなら
450gくらいのカサを110円*300回=33000円/一カサ資源
なんと5倍以上。
(講演では、違う数値を言っていたような気がしますが
まぁ、本質は変わりません)
今後、資源が枯渇していき
環境問題が増大し
くわえて人口も増えていくのであれば
この「1資源当たりの提供価値の大きさ」
ろいう概念は重要になるでしょう。
本当にいろいろと目からうろこ。
最後の15分間はQ&A。
そしたら
経験と知識豊かな先輩方が
「カサの偏り(どこで、借りて、どこに戻して)が問題になるんじゃぁ…」
とか。
質問の形で持論をぶったり。
「そもそも、使い捨てで完結している経済もあるわけだから…」
とか。
わざわざ、講演後、講師の元まで行き
「それにデポジット制を加えると、上手くいくと思うよ」
とか。
帰りの車の中で
「あんなジジィにはなりたくない」
と思いながら…
カサにITをブッコんでいるのを
「すげ~」
とか思っている自体でゴーシ先生も老害。
若者にとってはフツーなんだな。
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