食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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子どもがかわいそう?

17(日)午前は
北九州市で食育セミナー。

少人数で、アットホームな感じだったので
90分、質疑応答形式にしました。

 

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参加者の一人から
こんな質問。

 

「もうすぐ2歳になるムスメが野菜嫌いなんです。
 食事のときには果物だけを食べて
 ごちそうさまします」

 

…食事とデザートを一緒に出しちゃ
ダメですよ。
そりゃ、好きな果物から食べますよ。


「はい。だから、果物はご飯のあとに出すようにしました。
 そうしたらお味噌汁の野菜を
 口から出すんです…」

 

で、そのあと、果物は食べさせるんですか?

 

「はい」

 

ご飯食べてないんだから
果物もなし!
ってすればいいですよ。

 

「食べさせないんですか?
 …それは、子どもがかわいそうで…」

 

人間は環境に適合していきます。
お味噌汁の野菜を口から出しといて
しばらくすれば
大好きな果物が冷蔵庫から出てくると
分かっているから
お味噌汁の野菜を口から出すんです。

ご飯をちゃんと食べないと
果物は出てこないとわかれば
ちゃんと食べるようになりますよ。

 

親として
子どもにちゃんとご飯を食べさせたいなら
覚悟を決めなきゃ。

しかも、それが
1年続くわけじゃない。
ほんの1週間、根比べすれば
食べるようになりますよ。

 

今は、その根比べに
お母さんが負けてるんです。
「で、子どもがかわいそうだから」
と言って、自分の正当化しようとしてるんです。

 

子どもの問題は
子どもの問題ではありません。
親の問題です。
親が生み出している問題です。

 

きびしめ?(笑)

 

セミナー終了後には
別の参加者から声をかけていただきました。

 

「5歳の長男、肌が弱く
 外食や市販のお菓子を食べさせると
 アレルギーが出るので
 ウチでの料理が増えました」

 

よかったじゃないですか。

 

「お友達と話していると
 マクドナルドは美味しい
 というような話を聞いて
 僕も行ってみたいと言うんです。
 子どもがかわいそうで…」

 

かわいそうじゃないですよ(笑)

 

むしろ「よかったね」じゃん。

 

ウチもマクドナルドとか
連れて行ったことないけど
「かわいそう」
とか、一切、思ったことないです。

 

ウチは、小学校に上る前まで
一切テレビを見せていませんでした。
だから、ウルトラマン仮面ライダー
知りませんでした。
幼稚園のお友達から
そういう話を仕入れてきて
仮面ライダー指差して
ウルトラマン」って言ってましたから。

「かわい~な~」
「まともに育ってるな」
とは思ってましたけど
「かわいそう」なんて思ったことないです。

 

「子どもがかわいそう」
について
考えさせられた食育セミナー。
「子どもがかわいそう」
って何なんでしょうね? 

 

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