第一章 いじめの快感~機能的・歴史的観点から考える~
第一節 いじめのメカニズム
いじめは種を残すため、脳に組み込まれた機能
集団にとって制裁行動は必要な行為だった
「向社会性」がいじめを生む...
第二章 いじめに関わる脳内物質
第一節 オキシトシン
「愛情ホルモン」オキシトシン
オキシトシンの分泌により愛情が深まる
オキシトシンがいじめを助長する
仲が良いほどいじめが起きやすい
高い仲間意識の危険性~泥棒洞窟実験~
集団は理性を鈍化する
誰でも差別者になる~青い目・茶色い目実験~
第二節セロトニン
「裏切り者検出モジュール」
安心ホルモン、セロトニン
日本に不安症の人が多いわけ
日本人の不安症と勤勉さは江戸時代に作られた?...
第三節ドーパミン
「快感」は「理性」より強い
脳内麻薬ドーパミンの働き
「正義感」がいじめを助長する
なぜ「いじめられる側にも原因がある」と言われるのか......
いじめは深化する~スタンフォード大学監獄実験~
第三章 いじめの傾向を脳科学で分析する
第一節 いじめられやすい人の特徴
身体的弱者、空気が読めない人
一人だけ得をしているように見える人
第二節 いじめがより深刻化するとき
小学校高学年から中学二年生に過激化する
いじめが増える時期は、6月と1月
第三節 男女のいじめの違い
女性はグループを作り、男性は派閥を作る
男性のほうが妬みを感じやすい
男性の制裁行動は過激化する
女性のサンクションは巧妙化する
若い女性は ~嫉妬、を受けやすい
サイコパスはいじめに参加しない
第四節 学校現場のいじめの現状
文部科学省のいじめ対策の現状
仙台市のいじめの例
「いじめゼロ」を目指すことで生まれる矛盾
傍観者が通報すればいじめは減るのか
第四章 いじめの回避策
第一節 大人のいじめの回避策
女性が女性の妬みを煽らない方法
プロ意識を見せ、獲得可能性を下げる
自虐ネタの達人になる「アンダードッグ効果」
相手と自分の感覚の違いを知る
「メタ認知」を高め、8%の間柄になる
相手に求める「誠意」には、男女の違いがある
女性のクレーム対策は、「共感」がキーワード
率直に話す力を高める
ミラーニューロンで、芸人のコミュニケーション力を身につける
第二節 子どものいじめの回避策
6月と11月の学級危機を回避する
真面目な組織はいじめが起こりやすい
人間関係を薄めていじめを回避
学校教育のあり方を見直す
「ももクロ」から学ぶこと
団結の意義を見直す
ザ・サードウェーブ実験
いじめの悪意は見えにくく、止めにくい
空間的に距離をおく権利を与える
学校を休むといじめは酷くなるのか
第三節教育現場における環境的回避策
第三者の目で死角をなくす.
暴力を伴ういじめに対する抑止力
ノンバーバルコミュニケーションによるいじめ
大津市の取り組みの例: 監視カメラによる抑止力の効果
匿名化によるルシファー・エフェクト
メタ認知力を高めて、自分をコントロールする
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