作家。食育研究家。九州大学大学院農学研究院助教/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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山本浩之・山本美也子夫妻の講演を聞いて

 6/30、10:00から
福吉公民館で人権講演会。

 

講師は
山本浩之・山本美也子夫妻。
演題は『あきらめない生き方』。

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ご夫妻は
飲酒運転交通事故で亡くなった
山本寛大さん(当時16歳)
のご両親。

 

その話かな
思ったら違いました。

 

山本浩之さんはバリバリのアスリート。
現在、車いすラソンの世界ランキング2位。
リオデジャネイロパラリンピック出場を果たしています。

 

メインは
その話でした。

 

印象に残ったエピソードを
2つ紹介します。

 

 

【エピソード①】
山本さんが主宰する
NPO法人はぁとスペースは
車いす優先駐車場の利用に関するマナー向上を呼び掛け、
障害者アスリートの支援活動を行っています。

 

レーサーと呼ばれる
競技用車いすを買いそろえ
子どもたちに使ってもらっているのだそうです。

 

ちなみに山本さんのレーサーは
本多正のフルカーボン。
ぴったり本人に合わせて作られ
価格は約200万円!

 

42.195kmを約1時間30分で走り
平均速度は30km/h。
走るより、ママチャリより速い。
障碍者スポーツではなく
今はこうして
アスリートとして
一流企業がサポートし
世界レベルで闘っている時代だそうです。

 

はぁとスペースでは
車いす競技の体験会などを行うそうです。

 

そうすると、一番変わるのは親。
先天性の障害がある場合
親は、それまで
「この子は自分がないと何もできない」
と思い、そう接してきます。
それが刷り込みになります。
子どももそう思って生きてきます。

 

そんなときに体験会に参加すると
子どもは、何にでも興味を持ちます。
「乗ってみたい」となり
一度乗れば
「もう1週、もう1週」となるのだそうです。

 

しかも、ある子は
「これに乗って、運動会に出たい」
とまで言い始め
自ら、校長先生に交渉始めました。
これまでは、車いすに乗って
見るだけなのでした。

 

努力もします。
腕立てふせを頑張り、
運動場で練習も重ねます。
そうすると、健常児の子どもも集まってきて、
「俺ものりたい」
となります。
こうしてその子は
自らの力で運動会出場を果たします。
母親は
「自分の子どもがこんなにできると知らなかった」
と変わり、その子は
勉強もできるようになったのだそうです。

 


【エピソード②】
山本さんは、若いころ、バイクで車と接触し
脊椎損傷し、下半身不随となりました。
それから車いす競技を始めるのですが
足が自由に動く時より
行動範囲が広がったと言います。


車いすバスケチームは
福岡に2チームしかないため
試合をしようとすると
必ず、県外に移動することになるのです。

 

車いすラソンを始めると
さらに行動範囲は広がりました。
現在は世界です。
車いすは飛行機に無料で預けることができ
障がい者でも自由に世界を飛び回れます。
さらにどの大会でも
ボランティアが待っていてくれるのだそうです。

 

むしろ天神に行くより
世界に行くほうが便利だとのこと。

 

 

山本さんは言い切ります。
車いすになってからの人生のほうが面白い」。