食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


official web: http://goshisato1973.com/


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親が子に残すもの

おとちゃんも
とらじろうも
まだまだ小さいので
まだまだ死ぬわけにはいかないが
だけど、
人は必ず死に
その死はいつ訪れるか分からない。

歩いていたら
車が突っ込んでくることだってある。

私たちは
親として、子どもに何かを残そうとする。
その一つがおカネだ。
自分が死んでも生活に困らないように
っておカネを残そうとする。

だけど、もし、今日死ぬとして
今日一日、一所懸命働いて
お金を稼いで
それを残しても
わずか数万円だ。
子どもの人生にとって何の意味もない。

そうじゃない。

残すべきは仲間だ。
生きた証だ。

今、私が死んだら
おとちゃんの記憶にも
とらじろうの記憶にも
私の記憶は全く残らないだろう。

だけど、大切な仲間が語ってくれるはずだ。
「あなたのお父さんは...」
って。
それが子どもにとって
何よりの財産になる。

だから講演でも一所懸命にお話しする。
その帰りがけに事故に巻き込まれたとしても
その講演を聴いた人が
「あなたのお父さんが、最後に語ったのは...
おかげで私の人生が変わったのよ」
って言ってくれたりしたら
それが子どもにとって
何よりの財産になる。

子どもに残すべきは
大切な仲間であり
生きた証だ。

だから、一瞬一瞬を大切にいき
目の前の人を喜ばせ
仲間を出会った人を大切にする。