食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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教育トークライブ 佐藤剛史×田上善浩 「これからの社会を創る子どもたちの学力と教育」

教育トークライブ 佐藤剛史×田上善浩
「これからの社会を創る子どもたちの学力と教育

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奇跡の中学校教諭、田上善浩先生。
田上先生のお話を聞いた時の衝撃は
「弁当の日」の竹下和男先生に出会った時以上でした。

 

これからの社会を生きる子どもたちに必要な力とは?
子どもたちが生き生きと主体的に学ぶ教育とは?
そのための具体的学級経営や授業の方法とは?
佐藤剛史と田上善浩が激熱で語り合います。

 

「こんな先生に教えてもらいたかった」
「こんな先生に子どもを受けもってもらいたかった」
と思うこと間違いなしです。
そんな教育を共に日本に広めていきましょう。

 
日時:2017年9月6日(水)18:30~20:30(開場18:00)
場所:福岡市NPO・ボランティア交流センター あすみん
   セミナールーム
   〒810-0021 福岡市中央区今泉1-19-22 天神クラス 4階

 

プログラム
 18:30~ 「これからの社会を創る子どもたちの学力」佐藤剛史
 19:00~ 「世界トップレベルの教育を創る」田上善浩
 19:40~  クロストーク
 20:30   終了

 

参加費:学生以下:無料
    社会人:3000円
※お子様連れでの参加も可能ですが、託児はありません。

 

申し込み方法:
FBイベントページの「参加」を押したうえで
info@life-cr.jp
まで
タイトル:9/6参加希望
①名前
②メールアドレス
③携帯電話
④学生 or 社会人
を書いて送信してください。
※PCからのメールをブロックされている方は、設定を変更ください。
 PCからのメールで受け付けメールを返信します。

 

主催:佐藤剛史
協力:一般社団法人ライフクリエーション協会

教えて!ゴーシ先生ー!③

この記事を読んだ中学校1年生より。

 

www.goshisato1973.info

 

10年後、変わるかもしれないのに
実際は、まだ変わらない。
色んな人が似たような教育の理想を伝えているのに、現実は
まだいい大学にと言っている。


日本の教育を作っている人達は
東大とか、頭がいい大学を出て
幸せな暮らしをしていて、
変わる必要がないと
思っているかもしれないから、
変わる意味がわからないかも
しれない。

 

前例がないって、いうのも
あるかもしれない。

 

じゃあ、10年後大人になる
僕達は、今何をしたら
いいんですか?

 

僕達が大人になるまでに
今の大人は、現実と理想をどういう
方法で近づけていくんですか?

 

僕は自分の夢で税金を払う人に
なりたいので、僕も考えます。

 

まず、マクロな(社会の)問題と
ミクロな(個人の)問題を
分けて考えましょう。

 

ゴーシ先生がこの記事で問題提起したのは
マクロな問題です。
日本の教育をどうするかという。
で、これがなかなか変わらない。
なぜなら既得権益があるし
記事に書いたとおり
「できるだけいい大学に入ること」
が再生産され続け
システムが固定化されます。

 

自分が、どう夢を実現し
幸せに生きていくかという
ミクロな問題なら簡単。

 

好きなことを徹底的に極めればいい。

そこら辺の話は

 

多動力 (NewsPicks Book)

多動力 (NewsPicks Book)

 

 

 

 

 

 を読んでみましょう。

 

そういうと、
普通の大人は、
「どうやって働くんですか!、お金を稼ぐんですか!」
みたいなことを言うけど
ベーシックインカムが導入されれば
ある意味、お金を稼ぐ必要さえない。

マーク・ザッカーバーグがベーシックインカムを支持?ハーバード大学の講演で語る | ベーシックインカムニュース

 

ちなみに、
先日のFB記事で
「本を読んでない、勉強してない、頭の悪い親は…」
と書いたら、
プチ炎上しましたが
ベーシックインカム議論さえ知らない大人は
やっぱり頭が悪いです。


だって、google先生
ベーシックインカム」って聞けば
最低限の情報は教えてくれるし
『newspics』のBI関連ニュースの
コメントを読めば
相当な情報や視角がわかります。
それさえしてないのは
やっぱり頭が悪い。
子どもに「勉強しなさい!」という前に
自分が勉強できてないことに気が付いてないくらい
頭が悪い。

 

まぁ、AIやロボットが
人間労働を代替することは
間違いないです。
では、どこの部分が代替されるかというと
おそらく、
大学卒くらいの中途半端なところだと思います。

  

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例えば
大工さんのカンナがけは
絶対にロボットやaiには
できないです。

一方、医者や薬剤師や弁護士は
今は、スペシャルな職業ですが
膨大な知識を必要とするので
根幹はAIがとってかわり
人はそれを活用するくらいの位置づけになるでしょう。

 

今の医者が儲かっているのは
医療保険制度を前提にしているからであり
その制度が崩壊したり
そもそも
予防医学みたいな感じで
病気にならなかったら
全然、儲からなくなるかもしれない。

それを20世紀の価値観で
「医者になれば!」
なんて言ってる親の子どもは
本当に不幸だと思います。

 

では、そんな時代に
どんな力が求められるかというと
「人しかできないこと」
「人がやることへの感動」
だと思います。

 

例えば
自動運転が確立されれば
タクシードライバー
なんていう職業はなくなるかもしれません。
でも
F1ドライバー
は残るでしょう。

 

ロボットに任せれることは
任せちゃえばいい。

 

回転ずしでオーダーして
人が持ってこず
おもちゃ新幹線が
寿司を持ってきても
全然問題なし。

囲碁も将棋もAIが人間を圧倒しました。
ではAI同士が戦う試合を
みんなが見るでしょうか?

AIが勝った今でも、
人間がやる試合は
中継が行われたり
スポンサーがついたりします。

「人がやることへの感動」。

 

ロボットが
正確無比にピアノを弾いて
そのコンサートに
お金を払って
聞きたいと思う人がいるかどうかです。

 

そこを突き詰めて考えていけば
「とりあえずいい大学に行っておけばいい」
なんて発想はなくなるはずです。

 

微分積分が解けて
ベンゼン環覚えて
年号や歴史上の人物覚えて
「人しかできないこと」
「人がやることへの感動」
の力は身につかないでしょう。

 

ピアニストでも
サッカー選手でも
野球選手でも
しょせん、ピアノを弾いてるだけ。
ボールを蹴ってるだけ。
ボールを投げて打ってるだけです。

 

だけど、
それを好きでやり続けた結果
「人しかできないこと」
「人がやることへの感動」
の領域に達します。

 

ゴーシ先生は
読んだり、書いたり
調べたりするのが大好きなので
今みたいな仕事ができています。

 

 

 

 

 

 

 

山村塾、アイガモの進水式

今日は「山村塾」の
アイガモの進水式へ。

 

正直、この光景
この作業は
大学院生の頃から
何回もしているけど
やっぱり美しい。

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なによりも
おとちゃん、とらちゃんが
アイガモの雛と触れ合って
喜んでくれたこと。

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でも、最大の感動は昼食時。

 

今日は、四季菜館の前の神社で。

 

樹齢数百年の大クスの下に
ブルーシートを敷き
みんなで昼食。

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なんか感動しました。

 

たぶん、数百万年前から
私たち人は
こうやって
みんなで食を共にしています。

 

京都大学総長で
ゴリラ研究の第一人者
山極寿一先生は
ヒトというサルと
他のサルが違うのは

・食を共にすること。
・一緒に子育てをすること。

と明確に言われています。


SWITCHインタビュー達人たち 2015年8月15日 ゴリラと会話できる京都大学総長・山極壽一が、探検家が憧れる探検家・関野吉晴と語り合う!

 

この大クスはそれを見守ってきているわけです。


なんか感動しました。

『世界トップレベルの教育について語ろう』

今日の午後は、熊本市で行われた
『世界トップレベルの教育について語ろう』(田上善浩×高坂翔輔)
に参加。

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高坂さんは
学力世界一のフィンランドの教育に精通。

 

フィンランド教育の概要についてはコチラ↓

www.goshisato1973.info

 

冒頭、
高坂さんからの
「終わったときに
 どうなっていたら最高ですか?」
の問いに、
ゴーシ先生が設定したゴールは
フィンランドにおける優駿な人材とは?」
フィンランドの就職試験ではどんな人材選考をしているのか?」
を明らかにする
にしました。

 

なんでそれをゴールにしたか?

 

日本の教育の問題は
いろいろ指摘されていますし
その改革も試行されています。

 

でも結局は学歴偏重。
やっぱり「できるだけいい大学へ」です。
親も教師もそういう価値観です。

 

なぜなら、大企業、一流企業が
偏差値の高い大学から
新卒一括採用するからです。

まぁ、大企業、一流企業といえど
今でさえ無茶苦茶で
10年後はどうなっているかわかんないのに
20世紀を生きてきた
勉強してない頭の悪い親は
いまだに
「できるだけいい大学に」
「大企業、一流企業に入れば安定」
みたいな価値観を
子どもに刷り込みながら
塾にせっせと通わせ
高校受験、大学受験を
勝ち抜かせようとします。

 

 

だから
日本の教育の目標は
「できるだけいい大学に入ること」
になっています。

 

それが再生産され続け
システムが固定化されます。

 

で、学生は
大学に入っていろんなことを見失ったり
ニートが増えたり
パラサイトシングルが増えたりしています。

 

 

そう考えていくと「出口」、
つまり、企業がどんな人材を求め
どんな採用するかを変えなければ
なかなか日本の教育は変わらないんじゃないか。

 

 

じゃぁ、学力世界一
ニートが一人もいないフィンランドでは
「就職試験ではどんな人材選考をしているのか?」
フィンランドにおける優秀な人材とは?」
を学ばなければならない
と考えたわけです。

 

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このゴールをたどり着くために
高坂さんの1時間のレクチャー後
すぐに質問に行きました。

 

その答え。

 

 

・履歴書に学歴欄がない。あっても企業は重視しない。
・企業が見るのは、「どんな技術をもっていて、何ができるか」。
・そのことをちゃんとプレゼンできなければならない。
・そのために「どんな単位を取っているか」。
・その職業に就くためには、必要なスキル、単位がある。
・その職業に就くために大学生は、大学に通いながら
 専門学校に通い、単位、スキルを取得する。
・採用されると「じゃ、まず、1年契約からね」
 から始まる。

 

 

フィンランド教育というと
ゆったりして、子どもの自主性を尊重し…
というようなイメージがあるのかもしれませんが
大学、就職は結構シビアなんだと思いました。

 

 

なにより。
フィンランドは資源がなく
教育に投資するしかないという現実があります。

フィンランドの教育のゴールは
ある意味「いかによい納税者を育てるか」。

フィンランドは教育費が無料。
その代わり税金が高い。

 

自立してない、納税もできないような
若者が増えると国が滅亡するという危機感が
背景にあるようです。

 

その象徴として
税金を納めない脱税は
殺人と同じくらいの重罪に課せられるそうです。

京都での講演

今日は京都のある高校で講演。

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移動時間8時間
講演時間1時間
はさすがに疲れました。

 

 

今日の講演はちょっと珍しくて
対象は高校生なのですが
交通費や謝金に出所は
地域の経営者等が会員である
○○○○クラブ(〇の数は関係ありません)。

 

講演の冒頭、
高校生にこんなお話をしました。

 

今日は、朝、7:30に子どもを幼稚園に送り
高速で博多駅まで行き
そこから新幹線で京都へ。
で、今ここにいます。
当然ですけど
新幹線に乗ろうと思えばお金がかかります。
数万円です。

 

当然ですけど
私も講演するにあたって
謝金を頂きます。

 

今日は、それを誰が出してくれているかというと
後ろに座っている
かっこいいおっちゃん達です。
一所懸命働いて稼いだお金の集まりです。

 

この交通費、謝金。

 

おっちゃん達は
飲み屋に行って楽しく飲み食いしてもいいんです。

 

でも、それをせずに
ゴーシ先生の話を高校生に聞かせちゃろう
と思って、私を呼んでくれたんです。

 

なぜなら
君たち一人一人が希望だからです。

 

君たち一人一人が
今日をきっかけに
充実したキラキラと輝く人生を送れば
この学校が変わります。
この市が変わります。
京都が変わります。
日本が変わります。

 

皆さんにはその力があります。

 

おいちゃんたちは
その力を信じて
このお金は、自分の飲み食いよりも
高校生のために使おうって
思ってくれたんです。

 

かっこいいでしょ?

 

みんなも、
充実したキラキラと輝く人生を送り
地域を、社会を創り
そして、そんなかっこいい大人になりなさい。

 

アドリブで話したのですが
自分でも結構いい話した(笑)
ペイフォワード的な。

 

話しながら
この方式が広がればいいなと思いました。

 

学校はお金がないので
遠くの有名講師は呼んでこれない。
そこで、
○○○○クラブがお金を負担し
地域の高校生、中学生に
一流講師の話を聞かせる。

 

これが広がれば
日本、変わるかも。
未来、変わるかも。

 

 

でも、今日はダメでした。

私語が多かったです。
居眠りが多かったです。

 

 

普段なら
「眠たくなるのは
 話が面白くない、俺の責任だよね。
 みんなが眠くならないように
 全力で話すから」
何て言えば
たいてい起きてるのですが
今日は30%くらい寝てました。

 

質問したり
手を挙げさせたり
参加を作ったけど
結局、30%くらい寝てました。

 

話している立場からすれば
30%寝てるって、結構キツイです。
それに60分、話し続けるって
相当キツイです。

 

 

帰りの新幹線でいろいろ考えました。

 

私自身の講演の内容や熱量は
いつもどおり
もしくはそれ以上だったと思います。

だけどこの結果。

 

 

正直に言えば
生徒の質によるところが大きいです。

 

 

だけど、
やんちゃな学校だけど
集中してめっちゃ盛り上がることもあります。

 

 

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その場合って
先生が本気なんです。
「ウチの子どもたちに
 ゴーシ先生の話を聞かせたい」って。

 

 

もしかしたら
今日は「人のお金」だから
先生たちの本気度が
足りなかったのかもしれません。

 

 

 

難しいところです。

『子どもの語彙力チェック workbook』、作るわ!

以前、年度かFBでも紹介したように
学力の基礎は言語能力です。
そして、言語能力の基礎は、語彙力です。

 

小学校入学時の子どもの語彙数を見てみると、
普通の子どもで3000語、
遅れている子どもで1500語、
よくできる子どもで6000語程度と、
成績と語彙数は、見事に比例すると言われています。

 

つまり、子どもの学力を高めるためには
まず、子どもの語彙数を増やすことです。

 

ちなみにおとちゃんの語彙力ネタ↓

www.goshisato1973.info

 

すると、よくこんな質問を受けます。

「では、子どもの語彙数を調べるには
 どうすればいいのでしょう?」

そうですよね。
ここまで言われると
親として、子どもの語彙数
気になりますよね。

私も
おとちゃんととらちゃんの
語彙数を調べてみたい。

ということで、考えました。
ずっと考えていました。
で、ある方法を思いつきました。

思いついたらすぐ行動。
この3日間、集中して作業しました。

プロトタイプ(試作品)ができあがりました。

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現在、2家族(2人のお子さん)で
モニターしてもらっています。

 

モニター結果が良好であれば
『子どもの語彙力チェック workbook』
ができあがります。

 

われながら
かなり面白い挑戦だと思います。

 

7/24のセミナーでは
子どもの学力、言語能力、語彙力
それを伸ばすための方法について
いろいろと紹介する予定です。

 

また、上記
『子どもの語彙力チェック workbook』
も、このセミナーで
お披露目、頒布予定です。

 

 

残席わずかですので、関心のある方、お早めに↓

www.goshisato1973.info