食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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「できるようになる」学力論④

私は塾を否定はしませんが、

 のコメントを受けて。

 

私は塾を否定します(笑)

 

なぜなら「塾」は
教育に競争原理を持ち込んだ結果の象徴だからです。

 

学力世界一のフィンランドでは
塾は存在しませんし
宿題さえ存在しません。

 

まず、子どもの学力は
教師、学校、国が責任を負うべきものであり
教師はプロとして子どもに
基礎学力を身につけさせなければなりません。

 

学校で学力が身につかないから
成績が伸びないから
塾に行かせて、というのは
はっきり言って、教師、学校の怠慢です。

 

日本は教育に対して
親に家庭に責任を負わせすぎ。
家庭の役割
家庭で身につけさせる力は
塾に通わせることではありません。

 

とはいえ

フィンランドがそんなに素晴らしいのですか?
 ここは日本ですよ。現実もあるのですよ」
という声もあるでしょう。

それも分かりますが
日本の教育に問題がないかというと
そんなことはありません。

 

例えば。

  • 学力格差。
  • その結果としての貧困の連鎖。
  • 全国に56万人いるニート
  • 奨学金地獄
  • 大学の世界ランキングの低下、等々。

これらの問題があるのであれば
教育先進国に学ぶ必要があります。

ちなみにフィンランドでは
学力格差もニート奨学金地獄も存在しません。

www.goshisato1973.info

 

先日のシンポジウムでも
子どもたちの学力
これからの社会を生き抜く力を養うのは
「遊び」
「不便さ」
「コミュニケーション」
「プロジェクト(問題発見・問題解決)」
との意見で一致。

 

 

藤原和博先生もこう言っています。

 


「情報処理力」から「情報編集力」へ――藤原和博G1サミットインタビュー

遊び、大事。
不便さ、大事。

そして、工夫すれば
遊びの中で学力を身につけさせることもできます。

 

下は、我が家の「塗り絵」の様子。

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おとちゃんが塗っているのは
「数学塗り絵」です。

塗り絵しながら
数学的センスが身につくはず(笑)

 

親が勉強して
工夫して
子どもに
「学ぶ楽しさ」
「楽しく学ぶ方法」
を伝えればいいのです。

「やればできるようになること」
「できるようになれば楽しいこと」
を教えればいいのです。

 

ちなみにおとちゃん。
ブレイブボードも
乗れるようになりました。


おとちゃんのブレボー

 

先日のシンポジウムで
ある先生が言っていました。

「小さいころから塾に通わないと
 成績が伸びないくらいなら
 その先、通用しない」